ザグレブとスポレート/6月19日(土)

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初日!スポレートでも大きな花束を頂戴しました。深夜酔って返ったホテル、翌日清掃の方がピッタリの花瓶に水を張って生けてくれてました。DVC00087.jpgさてその初日の一部始終いろいろな事がありました。古い建物は取り壊していけないらしく、手直し手直ししながら活用するのが法らしく、狭い町に工事中区域の多い事。その無粋な工事の壁全てにあっという間に、フェスティバルの巨大ポスターが貼られる。DVC00065.jpg西欧では人形劇=子供の為、というイメージが強く、去勢した「宦官」を描いた芝居に子連れが?!案の定、途中退席のお客が続出!だっておチンチンどうやって切った?って話だもんね。しかし最後まで見切ったご見物のスダンディング率は高い。生憎夕刻の雷雨のせいか、開演通り来た客は半分も居ない。いつ開演したものか?と劇場スタッフも舞台スタッフもあたふた。連携が上手く行かず、随分客席が揃った所でプロローグが始まってしまったので、「開演前」の学習という演劇的効果は消滅…。そんなこんなで、本番中、頭を抱えてしまったという演出家。DVC00062.jpg終演後、1日早くツアー打上げの我々とは別に、開催関係者と抗議の話し合いやら何かをしたらしい演出家。二時間後に合流した時も、もう愚痴愚痴愚痴…。写真は、そのムードを変える、町の高台から臨む谷の景色です。イタリア国内でも観光地という位置付けなんでしょうね。スポレート入りした当初からイタリア語を話す家族連れらしいグループが、僕たちに渡された地図と同じ物を手に散策する様子が多数見受けられました。フェスティバル初日とあって急に人が増えました。今年のポスターに「53」とありましたから、その回数が年数なのでしょう。