忠臣蔵、四谷怪談、盟三五大切、あらゆる事件が「判官切腹」に端を発しています。特に「盟~」はいろんな見立てが仕組まれているようで、あれやこれやを考えて、あの紋の趣向となりました。「いろは~」に登場した「小玉田左衛門」は、僕が創作した人物です。南北の脚本では「小汐田又之丞」となっていて、彼のモデルは四十七士の一人「潮田又之丞」。花組では討入りに参加しない形にしましたので、不義士「小山田庄左衛門」の名前を「仮名手本忠臣蔵」風に変えました。窃盗と殺人、ほんとチグハグですよね。