四斗樽(しとだる)

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原作のト書きでは、三五郎が身を潜める入れ物は、何かを漬ける?大きな桶(引越しで運び入れた家財の一つ)でした。これが終幕、早桶の代りとしてタガが外れてバラバラになり三五郎が登場するのですよ!予算もなく場面転換も出来ない現場で、どうしようか悩みました。結果、料金的に一番安い(布張りは値が上ります)白木の棺桶(仕掛けあり)を、衝立の移動で処理しました。皆さん気付きました?三五郎が腹切って登場する時だけ、棺桶の蓋に、「丸に違い鷹の羽(浅野家の紋)」の紋が描かれていました。戯曲上、いつも物議を醸す「(源五兵衛)こりゃこうのうては叶うまい」の台詞(最近、歌舞伎ではカットされます)を如何に成り立たせるか…。色々調べている内に、こんなやり方もありそうだと、マニアックに演出して見ました。「出目金」さん→音楽は全て韓国産です。「黒姫丸」さん→本当の正義なんて、ありえな~い!てのが、南北の主張なんでしょうかね。