鈴の会/深川江戸資料館

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那河岸屋(なにがしや=小林大介)と田仁屋(たにや=谷山知宏)がお稽古に通う日本舞踊、2年毎の発表会。

田仁屋は、市村座の脇狂言だった「七福神(長唄)」を踊る。長唄では最古の曲の一つだそうだ。テンポが早く、手数も多い踊りを、通いだして間もない田仁屋が器用にこなしている。

先輩那河岸屋は「夕月船頭(常磐津)」。大学の実技授業で習った覚えがある。「当たりゃ当たりゃ」と台詞を言ったかな。費用を掛けないのがモットーの会なので、粋な浴衣に短髪という出で立ちが不思議。そうそう、大学の授業で、色男を踊る時は自分の鼻を見ろ、と言われた。つんと澄ました感じが出るからかな。

切りに師匠(会主)の「浮かれ坊主(清元)」。強さと柔らかさのバランスといい、品のある軽妙さに溢れ、流石一流品!いい物を見せて頂いた。

さ、次の2年で彼らは何を見せてくれるだろうか。


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