学生当時、愛川氏が司会をしていた「11PM」に、現役「小劇場」達の一人として出演した。冒頭、スタジオの仮設舞台でチラリお芝居を見せた後、奥からキンキン登場!「昔の俳優座劇場を思い出すね~」
そう、彼は元々新劇俳優だった。
その折、スタジオで僕は振袖を着た女形のナリをしていた。実は直前に公演した舞台の一コマを演じたのだ。そして、それが人前で女形をした最初で、それを見た寺山修司氏が、後々僕に女形の道を勧めてくれた、今の人生に到るポイントとなる時期だった。
「キンケロシアター」は一度伺った。ロビーの広さ、ゆったりした客席。演じる側、観る側、に親切で、それ以外は実に質素に建てられた。まさに演劇人が考えた劇場である。
「キンキンケロンパ」のコンビを懐かしく思い出す。
合掌。
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