仲麻呂と楊貴妃/俳優座劇場

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唐へ渡ったきり帰れなかった阿部仲麻呂を、蓉崇君が主演。

「ピー」の愛称でザ・タイガースのドラマーだった「瞳みのる(今回の脚本担当、人見豊=本名)」氏は、バンド解散後、中国語の教師になり、現在は北京に住み、音楽家だった経験を生かし、欧米音楽が東アジアへ流入した過程を、歴史的に研究するという活動を行っている。知らなかった!

流暢な中国語を話す出演者達の中で、大陸の血が入っているのは蓉君のみ!他は、中国の芸能を、現地でちゃんと修得した日本人の皆さん。日本の唱歌が中国語で歌われ、中国武術(これはおそらく蓉君担当)や中国戯劇も取り入れた、画期的な舞台でした。

十代から七十代までを演じた蓉君て、そう言えば年齢不詳な面があるな。

東京公演の後は、大阪(ドーンセンターホール)と名古屋(西文化小劇場)と回るそうだ。


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