じゃのめ/西瓜糖

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大震災後の様々が、今とリンクする大正時代。そんな中、捨身で生き抜こうとする女性二人が描かれる。終幕、ようやく潤いの小雨が降る。

硬派な背景なのに、ドタバタでしかも詞的という、秋之桜子嬢の真骨頂!下手屋体で起こる事にいちいちドッキリ!女優陣の和服が素晴らしいし、毎日、結い上げるという床山部隊の存在に驚き!

いつもながら出演者が濃い。昨年と同じ下北沢駅前劇場の客席から、この人達の世界で芝居してたんだなア、でも今宵は見る側だなア、と単純な嬉しさではない、苦味のある満足感を抱いた。

「ノータリンベイビーズ、ノーリターン」女優陣も気になっていた公演という事で、総見と相なった。

終演後の飲み会も、演劇人ワンサカで楽しかった。桜子殿、『夢邪想』よろしくお願いします!!


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