岸田國士一幕劇コレクションの二回目。
岸田さんて、本気なのか?冗談なのか?これが大正モダンなのかしらん。「遂に『知らん』文六」など、鶴屋南北並みのハチャメチャさ!奇天烈ながら、どれも淡々と進むドラマを細切れにして、イデビアンという奇妙な接着剤で繋ぎ、飽きさせない3時間!
劇団健康時代から、冷ややかなナンセンスを売りにした来た彼等に、ドンピシャはまったネタだなア。豆千代さんの衣裳が秀逸。和テイストを知り尽くした上で遊んでいるから違和感がない。
咲酒屋が今までにない役柄を演じている。
演技に合わせて微妙に速度を変える手動の盆が、「泉鏡花の婦系図」を思い出す。
もう一度円形の舞台に立ちたいな
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