暑い盛りに昔を思う。彼岸此岸(ひがんしがん)、岸の違いはあるけれど「魂」みたいなものが、「思い」で繋がる、ま、「思い」込みかも知れないけど、過去を振り返って、今を、更に未来を考える。思い出を想う、死んだ昔を想う八月、と岡部耕大氏は言った(精霊流し)。
「思」の「田」は頭脳を意味し、「想」の「相」は、対象(木)を見る(目)意だそうだ。ま、祖先だの、終戦だの、大きなレベルでなくとも、フッと「この間(あいだ)」を振り返っちゃう夏 。熱気で身体がボケるせいで、頭の奥が逆に忙しくなるのかしらん?
東京は一昨日辺りから、夜も気温が下がらず、早朝もうんざりな陽気で、ある現実逃避から「想う」事に走るのやら。子供の頃、眠れない枕から、天井の木目を見つめ、不思議に動き出す幻を面白がっていた。ジッとしてると見えて来るものがあるようだ。現実を過去にすり返るのも、一つの方法かいな
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