糸地獄/絵空箱(ネタばれ)

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「絵空箱」支配人吉野翼氏の演劇原点が、岸田理生氏の「糸地獄」だったそうで、その思いが詰り過ぎる程の舞台。

花組からは鳴流屋(=丸川敬之)、と友人笹木皓太君(あんかけフラミンゴ)、彼は主役だった。出演者同様、客席はお若い人々で、「岸田事務所+楽天団」の初演を見てそうなご見物は、僕(1984年の舞台見てます)含め数人かしら。

古着の襦袢を来た所属女優総出で、糸車を回す様子は圧巻だった。最晩年の寺山氏との関わりで、理生さんとも何度かお会いし、ある時は、プロデュース公演に関わった(脚色)際の愚痴もお聞きした。

小劇場作品は、その時代々々で求められた、俳優の身体性と不可分なんだな、それが無い時、演出家の仕事は?をつくづく思う2時間だった。振り返れば、僕の俳優原点もアングラ芝居だったな。「天井桟敷」伝統『大滅亡』、俺出来てた頃があったんですよ~(今は体力的に無理!笑)。


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