わが友ヒットラー/Ort-d.d(ネタばれ)

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このユニットの日本語表記は無いのかな。三島の罠!を改めて痛感した。この台詞をリアリズム(=新劇)の演技術でこなして見せよ!さもないと、古典表現に負けますよ!今となっては最後通牒のような…。

アングラで逃げると、中身が判らなくなる。その点で、やっぱり過酷な戯曲です。そんな戯曲への挑戦はスゴイ。初日の客席が満員なのは、何よりも目の付け所の説得力でしょう。


演出も役者も小劇場というのが、この本の、上演歴でいう可能性を見せてくれた。同様に、僕がモントルイユをやらせて頂いた「サド侯爵夫人」もそうだった。DVC00887.jpgその経験で言えば、人物の気持ちやら感情が頼りで、トドのつまりは「リアリズム」をちゃんと突き詰めないと、歌舞伎役者にやらした方がいいんじゃない?になっちゃう。でもそれじゃ、書き下ろしの意図、三島の思いを裏切るに等しい。


画像は、関わった団体(山手事情社)の共通点と言う事で、今公演演出の倉迫康史氏と、双数姉妹の小池竹見氏でした(実際は、こんな赤ら顔のお二人ではありません。光の波長のせいです)。


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