江戸の青空(弐)/北九州芸術劇場プロデュース(ネタバレ)

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すんなりな舞台と客席だった。俳優はやり易かったんじゃないかな。直前の舞台稽古は客席がカラだから、様々戸惑いがあったらしいが、初日にも関わらず、客席が緊張してない!勿論、裏はド緊張でしょ。あのテクニカルはスタッフ大変ですよ。でも、その緊張感が、客席に漂ったりも一切せず、こんな大きな企画でも、落語というテーマとイメージが明確なシリーズだから、安心感が最初にある。DVC00492.jpg何せ坂東己之助の無垢さと、男子が大人になり掛け感満載の、背伸び含めた「男臭さ」が旬な感じ。出だしの台詞が、小劇場中心の連中と違う、世話狂言風なニュアンスなのが、幸か不幸か流石本道を行く大和屋の御曹司!と感じたが、回りがズンズン世界を作って行くので、若さの素直さで、ちゃんとハマって行きました。画像は、17年前の「イルマ・ヴェップの謎」で演出させて貰いました松尾氏、咲酒屋、そして同夜に観劇していた天宮良氏でした。