堕落美人/弾丸MAMAER

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お初です。時事物(二二六事件など!)をモチーフに、確実な活動をされているとお見受けした。時効まで後21日に逮捕された「福田和子」をモデルに、彼女に関わった人々の悲喜こもごもを、大胆なフィクションで描く。

波多屋は、この事件を担当したお陰で、人生を狂わせてしまう刑事役。「精霊流し」で演出させて頂いた「みっちょん(芳本美代子さん)」が、可愛らしく、かつ狡猾で、そして悲しい女を生き生きと演じています。巧みな筆ながら台詞に頼り過ぎず、緩急の明確な劇空間を作る、作・演出の竹重氏は、肉体派のイケメンで、稽古場で筋トレを欠かさないそうだ。軽さも心得た骨太な舞台が、それこそ頼もしい。