FM世田谷

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久し振りに担当しました。僕のシリーズの中で少し異色な題材を選びました。明治維新以来、多くの演劇人が試行錯誤した様々でも、DVC00316.jpg今回の題材は現在、過小評価されていますが、実は日本と西欧とを直に繋げようと苦心惨憺した最初なんです。しかし、その後の演劇界を見ると、その仕事は、要は超えられない限界を探った記録でしかないのか、演劇人の誰もが無視します。

今回読んでみて、その微妙な表現と単語の選択と、改めて洋の東西はやはり大きな壁なんだな~。てか、演劇の世界で「芸」を有せず「文字」を手掛かりとする表現で、洋の東西を「共通」する事は究極あり得ないかもね…。とマイナスな言い方ばかりですが、その無理な所を究極追及した成果では、確かにあります。闘った苦労は如実です。
共に一仕事終えて乾杯な那河岸屋です。