一月振りの雨

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久し振りなので、町が濡れている匂いが殊更に感じられて嬉しい。草木も喜んでいるでしょう。子供の頃は、スキンガードなる製品もなく、蚊に食われるのをものともせず、真夏夕刻の水撒きを手伝っていたな…。この歳になると、少しショボンとした葉を横目で見つつ、タチの悪い蚊に食われて具合悪くするのもな、などと言い訳のような事を考えてしまう。年々亜熱帯化する日本。たまに来る台風が雨頼みになってしまいました。

先日、FM世田谷にて、那河岸屋との「読んで候」を収録。今回は趣向を変え、間もなく稽古が始まる「花たち女たち」に因み、有吉佐和子氏の原作小説「芝桜」「木瓜の花」を「読んで思った事を語りて候」という内容です。稽古用台本は脱稿しています。飯島早苗氏の脚色による初演本をベースに、あちこち原作寄りにしました。放送は今夜(八日)午後九時からです。