「流れて、流されて…」

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大阪八尾プリズムホールでの8月20日(金)大千穐楽、無事終了致しました。100820_211250.jpgお花有難うございました。6月30日、岐阜県可児市での顔合せから、大分豊後大野市、東京吉祥寺、大阪八尾、お盆各地を、果敢なげな二人芝居で巡りました。骨太い男どもの物語というイメージが強い岡部氏の戯曲を、僕に演出させるという企画を立てて下さった、ala館長衛紀生氏に改めて感謝します。100820_204915.jpgいい経験をさせて頂き、僕なりに自信がつきました。一読した時に感じたイメージ通りに舞台作りをさせる、懐の大きな劇場スタッフの皆さんにも同様です。スタッフやキャストに、ああだこうだと言われて、散々な舞台になってしまった経験があるので、余計その有難さが判ります。「生きんばつまらん」台詞の上では、テーマの根幹は生きよ!と見えますが、女二人、もしや最早、この世の者でないかも知れない。つまり「生きたかった」物語と読めなくはないか?ここから全てが始まりました。仏壇からの登場しかり、数多の精霊船の火、飛び交う蛍、「魂のごと」あるそれらに取り囲まれた二人も、宙宇に彷徨っているように見せたのもしかり。そして二人の魂も、海の闇に溶けて行く。100820_205001.jpg馬渕さんは母と同い年でした。でも東京千穐楽の打上げまで、ずっと告白しませんでした。一人の女として距離を保ちたかった。みっちょんとの初対面は、深夜ドラマでした。振られる役でした。みっちょんが選んだのは村田雄浩さんでした。紺野美沙子さんにも振られた事があります(テレビ小説「あすか」)。その時のライバルは藤岡弘氏でした。何かイメージおんなしッ!みっちょんとは稽古中も本番中も良く飲みました。素晴らしい方々と良き仕事が出来たと思います。そして各地へご来場頂きました皆様、心より御礼申し上げます。そして!そして!懐刀として支えてくれた大野裕明ことオーニョよ!有難う!清里での「怪談八雲噺」頑張れよ!