ザグレブとスポレート/6月16日(水)

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昨日様子ではどうなる事か?と思った仕込みも、日本人&現地スタッフの努力もあり、どうにか形になって来た。夕刻に仕込みを中断して2時間弱、段取り変えの確認稽古。東京、ザグレブと身体に既に染み付いた段取りが変わるのがちと不安ではある。DVC00082.jpg一、二、三階席、そして映画「天井桟敷の人々」で見た通りの天井桟敷まで、綺麗に囲んだ馬蹄型。写真で騙されたが、客席の装飾は殆ど書割でした(苦笑)。この馬蹄型は正に桟敷付きの芝居小屋と同じ音響効果で、声の響きや返しが素晴らしく、無理なく発声が出来る。DVC00077.jpg夜はスポレート初日、偶然立ち寄った「Ristorante Apollinare」に再び。ワインも白と赤、しっかり飲んでがっつり食べたんで、一人5,000円を超えた。でも、絵に描いたような、品のいい初老イタリア紳士のウエイター氏。喋り方に滑らかな色気があって見惚れてしまう。写真は、スクランブルエッグにスポレート名物「黒トリュフ」を、目の前でガシガシ削った逸品。ウエイター氏「私が取って来ました。私の犬ですが…」