ザグレブとスポレート/6月5日(土)

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DVC00001.jpgDVC00002.jpgDVC00023.jpgDVC00021.jpgDVC00024.jpgこういう時の常で随分早起きし(嫌でもしちゃう)、最後の朝食を食す。ここ数年朝食は決まったものしか食べていない。半人前未満の十割そば(そばはカロリーが意外に高い!)を蕎麦湯ごと。そこへ納豆、刻みネギ、大根下ろし、すり胡麻(黒)、梅干(減塩)、ワカメ。味付けは小さじ一杯のそばつゆ。これをこれから二週間以上食べないで、自分の体調が果てしてどうなるのか?一応、乾燥ワカメは尿酸値対策なので旅行鞄には入れた。怖がりなので予定より早く出発するも、東京駅からのJR成田エクスプレスが30分(以上)おきなので、結局努力空しく予定通りの到着。気のせいか、初めて成田空港へ訪れた時より場内が明るく感じる。以前は広いだけで薄暗い印象があったが…。12:15離陸。昨今取り沙汰のJAL、何故か人気らしく、パリかイギリス乗換えでクロアチア入りを計画したらしいのだが、ことごとく満席で、ようやく取れたのがフランクフルト行き。17:20フランクフルト着予定だが、勿論これは現地時間。日本時間が7時間早いからトータル12時間以上のフライト。時差ボケに備えて機内では寝ないようにしようと決心(うとうとはしたけど)。国内便の備付けテレビは機械の都合で勝手に番組が始まってしまうが、好きな時に好きな所から見られるんですね(え?これも世間知らず?)。「アリス・イン・ワンダーランド」「歴史ヒストリア/狩野永徳VS長谷川等伯」「世界不思議発見/インドネシア」「シャッター・アイランド」見過ぎて頭痛がする…。「アリス~」3Dなしの小さな画面で見るせいか、蜂屋が言っていた通り、後日談のパロディとしては捻りが足りない。「歴史~」今に残る等伯の国宝2枚(楓図と松林図)の謎に迫るドキュメンタリー。当時の絵師達は買い手のお望みのままに絵を描くのがその本来だったが、「松林(しょうりん)図」は、実力ともに期待されていた息子を失い(病死)、自分の胸中の赴くまま、故郷の風景を描いた水墨画の傑作。四百年絶大な勢力を誇った狩野派一族は、維新と共に消滅したが、等伯の子孫は今も仏教絵師として、等伯から数えて十七代目が存命。世の中判らんね…。「シャッター・アイランド」結末を言えば有り勝ちなのだが、ディテールは充分楽しめた。同じ療養所なのに、主人公の幻想ではひどく荒涼としているが、ラストシーンの現実では、綺麗に整備された芝生の緑が鮮やかな庭園になっている。所長のキャラクターも、ドラマの裏と表の微妙な所を行き来出来るものになっているし、様々な演出が巧妙。乗換えの為、今宵はフランクフルトで一泊。総勢二十名近いメンバー用に手配した筈の送迎車(8人乗りバン)3台が、居ない居ない来ない来ない…。結城座制作押田氏が正に東奔西走すれど、1時間以上空港前で大荷物と共に待機…。いや~大陸は大雑把だね。この「手配済みなのに~」事件は明日のクロアチアでも体験する事となる。宿泊先「Holiday Inn」は空港近くの林の中にあるせいか、小奇麗なのに蝿が多い。一階の落ち着いたBARで、押田氏、結城座の頼れる男=平井君、愛すべき大久保鷹氏と、各国グルメ談義の最中もブンブンブン!ドイツの焼酎というのを頂きました。