HEDWIG AND THE ANGRY INCH

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ええっと、Zepp東京お初でございます。あらら、フジテレビさんのお近くなんですね。来年5月に無くなるというのは本当ですか?旧ドイツの退廃と、現アメリカの退廃が、一人の人物を通して同次元だと思い知らせる設定が、先ず愉快かな。権力が正義を気取る限り、どれも同じ穴の狢。自分的には当然飽きても仕方ない(少しロック嫌い)、圧倒的なロックなのに持続出来たのは、変化に飛んだ作曲編曲の豊かな表情がこのミュージカルの身上と見た。英語が判ったら、きっともっと深く入り込めただろうに…。殆どコンサート会場な空間を、演劇的背景で埋めた最新LED画面の素朴な面白さ。一俳優として、音楽の圧倒を妬んだ舞台でした。ドリアン~ヘドウィグ、華麗な振幅を見せてくれた耕史君、お疲れ様でした。「ヘドウィグ」は貴方の物です。キーボードの前嶋氏が、ドリアンのクラシック調の時と同じ佇まいで、ちゃんとロックしてました。