スカイツリー

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随分遅れ馳せながら、思わず実物を拝ませて頂きました。

「八百屋のお告げ」の稽古場が、本格立ち稽古の為に場所を変え、何年振りかに向う町並みを懐かしく進み、ふと視線を上げた時、巨大な建造物が、薄曇りに少し白くいぶされたように「ここだよ~」と、無機質な顔を浮かべていました。

そうか、ここは、東京でこういう位置関係にあるのだな。実際の距離は知らないが、巨大さ故か、比率が回りの建物と著しく狂い、大首の化け物のように、しかも闇の世界からすれば、昼日中の極めて不健康な大空に、存在を主張していた。

そんなささやかな興奮を感じて臨んだ稽古。時間内も時間外の飲み会でも、少し確かな光明を得る事が出来た。が、その光線が、その実、他人には判らない内面を照らす代償を伴うらしい、と気付き、嬉しさと苦さがグルグル巡った結果が、飲酒しつつ丑満の書き込みとなったのでした。


携帯で撮ったんだけど、自分のイメージ通りな画像じゃなかったので、添付は諦めました…。