御名残四月大歌舞伎/第三部

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「実録先代萩」随分以前に七世梅幸丈で見た。お手軽で「ポテチン」乱発なパロディ作品という印象があるが、この御名残に局連があの顔触れだと、重みが出て「らしい」です。梅幸丈所演よりも、後半の口説きカットが入っているらしく、少しスッキリした感じ。昭和63年歌舞伎座百年(22年前!)の1月、今回の助六揚巻のコンビ、僕にまで届く幕内の評判(絶対褒めない超大幹部が褒めたとか…)で、急遽見に行った大入りの4階立見席。客席が異常な盛り上がりでした。お二人も年齢を重ね、周囲も随分様変わりして、歳月を実感しました。これが現在の「ご馳走」なんですね。