死神の精度/紀伊国屋サザンシアター

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今流行の伊坂幸太郎。巧みに仕組まれた短編集より抜粋脚本。「千葉」役は、金城武(映画)、香川照之(舞台)を経て、俺的には随分お久し振りな羽場裕一氏!あのオトボケは前二人より上手かろう(見ていないので失礼だけど…)。伊坂氏のイメージは二枚目らしい。芳本美代子嬢が二役(実は一役)を可愛らしく、そして淡々と。ラッパ屋の福本君が器用なポジション。その他が…手馴れて見えちゃうのが少し残念。上手にナチュラルな芝居してるようで、小道具の扱い(それじゃこぼれる、こわれる)や気象状況(雨がそんなに気にならんのか?)、自分の場つなぎに余計な演技をするな!やら、多少リアリティに欠ける箇所があるが、それはそれで脚本&演出の世界を逸脱しない及第点な皆様揃い(だからか、皆どっかで見た芝居のパッチワークに見えちゃう。個性って難しいね…)。ミッチョン、福ちゃん&ラッパ屋ご連中と痛飲!楽しゅうございました。