冬の入口

| 修正

あ、俺の知る「憲明(ケンメイ)さん」の世界じゃないんだ!あ、弘前劇場のムードともちと違うんだ!ふ~ん…、とピントを合わせるのに時間を要したが、異母兄弟が背中合わせに食う、親父の好物に正直涙しました(死んだ祖父やら、今の父を想うにつけ…)。終演後、酒席で「ぬるいテンション」「低いけどハイテンション」などを論議。これが役者も演出家も、どうすれば?と所で、一番難しい…。それを実現する為には、役者個々のやり口が違うので、演出家は芸道世界のように「違う!」とだけ言わざるを得ない。違う!違う!の押収で見付けて行く、役者しか出来ない作業なんです。「おしるし」やら「道学先生」、そして今夜ご観劇の志賀廣太郎氏の教え子が随分な人数でご出演で、共通項が多く、客席の顔触れも賑やかでした。