盟三五大切、そして艶の方…。

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江戸庶民が拒絶した(初演&再演とも不入り)作品が、現代、人気狂言となっている不思議…。そこに、江戸と近代の分かれ目の鍵があるように思います。ま、実際の舞台は、そんなのお構いなしに出演者皆と「楽しがって」創作します。マクベスのままだと、3時間近いものを、殺陣三昧、ダンスシーンも幾つかで、2時間。いいとこ取りで、艶の方としては、とても集中的に取り組めるんで有難いです。二刀流は、殺陣が「出来る」情報を背負った天邪鬼屋に、最初から脇氏(演出)が課しました。それが嬉しい七々扇恵助氏。咲酒屋の寝言は日替わり(今夜は「私の~にお眠りなさい)。波多屋の休憩宣言は、脇氏の発想で秀逸です。