不思議な戯曲です。江戸期の初演も再演も不入りだったのに、戦後、歌舞伎以外(新劇)の場で陽の目を見て、南北ブームも手伝っての評判に、歌舞伎で復活上演されて以来、随分な人気狂言になりました。しかも半蔵門の国立劇場で復活されて、歌舞伎座で再演された極く数少ない作品の一つという、ともかく上演歴としては稀有な作品であります。HON-YOMI芝居でリーディング上演した脚色本を元に、新しい気持ちで取り組もうと考えています。まもなく詳細が明らかになります。