22歳と指定のあるマーシャ。邸宅に住み込んでいる管理人の娘が、主人(所有者)の息子に恋をしてしまう。印象としては身分違いの叶わぬ恋?「かもめ」は「黒」のイメージが強いという。第一幕、その先駆けの「黒」がマーシャのテーマカラーなのである。
勤める水郷屋(堀越涼)は、性格の半分はヤンキー気質なのだが、残りはとても神経質なのだろうと感じている。彼が主宰する「あやめ十八番」では、グイグイ引っ張る男らしさを発揮しているが、花組で女形を振るとなると、ポパイの恋人オリーブに似た容姿から、か弱い女が多くなるようだ。