30過ぎの教師メドヴェジェンコは、管理人の娘マーシャが好きだが、娘は別の男に夢中。そして、終幕の彼は実にほろ苦い。
演じる押田健史君は、今公演で研修生として参加している。
1989年「かぶき座の怪人」でアンサンブルを募集したのが、「研修制度」のきっかけだった。大概、劇団の研修やら養成は、別組織であったり、実際の公演に関わっても裏方止まり。花組芝居では、俳優としての可能性を早く見定める為に、直ぐ舞台に上げてしまう。
押田君は、私が「BASARA」でマクベス夫人を演じた際に、出演していたのが出会い。昨夏「マクベス」を演出した時、マクベスを勤めて貰ったのが、入座希望の動機となったようだ。