裸の勾玉/MONO

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ぼろぼん忌「なる派手」千穐楽にいらした土田君、「弥生時代の言葉を復元してみようとしてるんだけど、もう大変」とこぼしていた。

昔の「は(HA)」は「ふぁ(FA)」だった(舞台ではPAと発音してたかな)、とか、濁音は無かった、とかetc.直ぐ判る単語と、「?」な単語が交互に聞こえて来て、ルールが判るまでは、実に頭の体操のような経験で、不思議な異化効果。そう言えば、MONOさんの演技感覚は、この「異化」にあり、その究極が今回の作品かな。

後半、俊寛やら(行くか?残るか?)、屋根の上のバイオリン弾きやら(土地を奪われる)、がダブって愉快。

劇作家間で物議を醸したらしいエピローグ(アフタートークでの土田君談)、彼が経験した面白出来事を是非、戯曲に組み入れたかった、という動機は、それなりに説得力であった。


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