生命力

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自室で頭に何か落ちて来た、生き物系…。サッと物陰へ入る様子から、誰もが嫌がるあいつと判った。

天敵人間に自ら落ち来るとは僭越な!書棚の下へ逃げ込んだので、殺虫剤を吹き込む。パタパタパタ、苦しんでる。飛び出して来て、又、人間にぶち当たり、しまった!と再び書棚の下へ。駄目押しの殺虫剤で断末魔、静かになった。

しかし、思い余って殺されに来たような…。彼に(あの向う見ず具合はオスだろう)何があったのだろう。力強さは返って命取りになる。短く太く生きた油虫に、何故か、生命の強さと儚さを思うなんて、俺、どうした?


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