ゴッドスペル/Team YAMAMOTO

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予備知識なしで拝見。歌曲センスや構成やら、70年代作か、もしくは回顧調で作られた新作か?案の定、「ジーザス・クライスト・スーパー・スター」よりも5ヵ月早く誕生したそうだ。山本耕史くん初演出!芝居心が判ってるから空間の緩急が上手いし、寄せ集めなのにこの出演者達の連帯感は、演出の彼が人にとても優しい故だろう。更に音の片腕、前嶋康明氏(音楽監督&キーボード兼指揮者、「ドリアン・グレイの肖像」での生ピアノが懐かしい)の存在がおそらく現場を空気を左右していると思う。「ドリアン~」での真摯な取り組みに皆が如何に刺激されたか…。

「ジャンヌ~」といい、キリスト教絡みの作品が続き、一神教の性質というものを考えさせられた。

開演直後、近くの席にタイミング良く着席する気配。チラと見たが大きな身体とファッションが明らかに業界っぽい。幕間も姿を隠していたので、どんだけ?と想像していたら、終演後の楽屋でご本人を目撃!明かせませんが、耕史君とは同世代のスターさんでした。共鳴し合うっていい事だね。