2011年5月アーカイブ

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ちょっと急だけど舞台出演が決まったのでお知らせ。

4月の北京蝶々「パラリンピックレコード」以降、心の何処かで「芝居してていいのかな?」って遠慮してたんだと思うけど、でもやっぱり立てる舞台があって、必要とされるのは嬉しい。

ホント毎回言ってるけど、是非!観に来て欲しいの〜。

ビッグファイタープロジェクト 第3回公演
『生きてこそ』
作・演出 神 祐輔
6/27(月)〜7/3(日)
新宿・白萩ホール

〜あらすじ〜　
昭和20年8月14日、軍の密命を担って行動中だった大谷曹長、須藤上等兵、高田一等兵、従軍看護婦の永谷正江の4名は、ハルピンから100キロほど離れた山中に築かれた陸軍の施設で思いがけない連中と行き会うことになる。その連中は軍隊を脱走し既に山賊と化した日本兵の一団だった。更には彼らを慕って慰安婦たちも居を共にしていた。そして偶然にも、この一団の頭目である柏木と大谷は以前同じ部隊だったのだ。柏木は大谷の行動を訝しく感じ始めるのだが、折からのソ連軍侵攻で身辺が慌しくなりいつしか大谷に対する警戒心が緩むのだが…。その後この陸軍施設の中で、驚天動地の修羅場が展開するのだった。

タイムテーブル
6/27(月)19:00〜A
28(火)19:00〜B
29(水)19:00〜A　
30(木)19:00〜B
7/1(金)15:00〜A、
19:00〜B
2(土)15:00〜A、
19:00〜B　
3(日)14:00〜B、
18:00〜A

チケット
前売(予約)\2500

設定が少し変わるかも知れないけど、僕は山賊の頭・柏木を演ります。
そして僕だけシングルキャストなんで、全10ステージいつでも出ています。

チケットのご予約は…
take-ticket@hanagumi.ne.jp

にて承ります。

皆様からのご連絡をお待ちしております。

374
津波の土砂から従業員の皆さんの尽力によって生還した、
石巻・木の屋水産のサバ味噌煮缶詰を手に入れたので、お店で
ワカメ(大船渡産)ご飯とワカメ、豆腐の味噌(仙台みそ)汁とで定食にして出した。

この鯖が、身が厚くて、味もしっかりしみこんでいてメチャメチャ旨いっ！

ので母に電話したら…、
「あんだ、わらすの頃がら食べでっぺっちゃ」だって。

あらあら、ソウルフードだったのね。

373

今年のプロ野球オールスターゲームは、仙台の楽天イーグルスの本拠地で開催されるそうで。

母はきっと、いや絶対僕に野球をやらせたかったに違いない。
僕が大船渡高校に入る一年前に甲子園行ったときと、中3の夏幼なじみ達が全国大会出たときのハシャギっぷりはまるで我が子を見るようだったし、高校入ってからも野球部の試合を追っかけ、僕の同級生達に差し入れだけじゃなくお小遣いまであげていたことがこの間わかった。

お詫びに、というわけじゃないが、オールスターのチケットを両親にプレゼントしようと思う。

仙台まで出るのも大変かも知れないけど、一度瓦礫の山から解放された方がいい。

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週末、このイベント↓に参加する予定。
http://recette.kir.jp/recette_blog/

赤坂プリンスホテルに一時避難をされている方々をご招待して、青空のもと(希望)芝生の上で一緒にお弁当を広げましょう！…というもの。

晴屋という屋号のくせに雨男として名高いが、この日(前日も)ばかりは晴れて欲しいな。

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昨日(5/22)芝居を観に行き、チャリティで二本松の和紙で出来たにほひ袋を購入。
知人の出演者、水木ノアさんのお母様のお手製。

ノアさんは元々シンガーで、逆に歌の方は聴いたことないので申し訳ないのだけど、何度か観てる芝居はいつもさわやかな色気があって惹きつけられる。
稽古は、おそらく福島と東京の往ったり来たりで大変だったろう。

芝居の中味はと言うと、近年よく耳にする「ギィ・フォワシィ」のブラックな3作。
そのスパイスの効いたモヤモヤ感は、現在の東京でも、震災後の心理状態でも楽しめる。

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母校・大船渡高校にある石碑。
彫られてる言葉は校歌の歌詞。
もうその時から…「津波」はさけられない宿命だったのかも知れない。

ハイ、42才になりました。

まだ生きてます。

オッサンになって歳のことはあまり気にしなくなりましたけど、ただ生きている、それだけで嬉しいです。

あの日以降、これからはずっと「大船渡」のために毎日を過ごし、芝居していきたいと思います。

この身にふりかかる全ての「わざわい」に抗って…がんばっぺし！

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大船渡産のワカメ(塩蔵)を使って、冷やし鶏蕎麦をお店で作った。
ワカメはもう食べ飽きたと思っていたけど、しばらく食べられないとなると寂しくなって、実家の貯蔵庫から半分もらってきた。

大船渡に滞在中、夜は何故か母と長話してた。
「オラの人生は昨日、今日でできだわげじゃねぇがらな、オラがずっと子供の頃がらやってきたごどで決まんだ。」と彼女は言う。
その息子はどうしようもないが、母の生き方に迷いも間違いもない。
大船渡には、ウチだけじゃなくこんな母さんがいっぱいいる。

この港町は「女」でもっているんだな。

368

深くはないけどちょっとイイ話。

前のつぶやきの猫、他のブログとかにも載せていたんだけど、それを見た飼い主さんから連絡があって、これから探しに行ってみるとのこと。

小学校高学年の時に転校してきて、中１で転校していってそれっきりだった友達が、僕の名前を検索してくれてお店に電話してきた。

ネット様様。

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夕方、大船渡駅裏の基礎だけが残った民家で、飼い主の帰りを待ち続ける猫。

餌をあげる人はもういない…。

大船渡では、午後5時になると町内に「Yesterday」がながれる。

あの日に帰りたい、いや3月10日に帰りたい。

かつての繁華街で独り泣きじゃくっても…それを嘲笑う人っこ一人いない。

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陸前高田市・高田松原にある球場。

そりゃ元々海(浜)の側にあったけど、今はもう海の上(中?)だもんなぁ…。

高田は確実に、地図の海岸線が変わってしまうだろう。

2ヶ月経っても、まだ余震が頻繁にある。

東京もあるが、同じ震度だとしてもこっちでは恐怖感が全然違う。

せめて夜は安心して眠らせてあげたいのだけれど。

365

「厚切りハムとほうれん草、椎茸のクリームスパゲティ」。

両親含め近所の親戚一同8人分の昼飯を作った。

全員に「薄味だね」って言われた。

うっそ～、マジで!?

さすが「塩で死ぬ家系」。

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実家の二階から撮った、5月16日、月曜朝の大船渡。

むぅ…少し片付いてるような…2ヶ月前と変わってないような。

木曜朝から土曜の夕方までほとんど寝ずに働き、そして休みをとり、
千葉の親戚の車に乗せてもらって「大船渡」に帰った。

父親はあまりいい顔しなかったが、母は、何だかんだ言っても喜んでくれたと思う、
お使いを言い付けられるし。

でも今回の帰省の目的は親孝行じゃない。

ボランティアもするけどそれだけじゃない。

大船渡にお金を落とすコトだ。

町中で、出来るかぎりの無駄使いをして、東京に戻ろうと思う。

頑張っぺし！

363

前言(360 My Generation )撤回。
昨夜、お店に高校の同級生が呑みに来てくれて、行方不明のままの同級生の女の子がいると教えられた。
最悪の言葉は出なかったけど、今日は5月11日、もう2ヶ月…諦めざるを得ない。

残酷なタイミングで、今日の昼は招待券をもらっていたので、帝国劇場に「Les Miserable」を観に行った。

涙でまともに観れない。

お芝居の世界より、今の自分にとっては「現実」に起こっているコトの方が「無情」過ぎる。

自分(と自分の思い出)を構成する大切な人達には、誰一人として寿命より先に逝ってほしくない。

362

今日(5/10)の朝日新聞朝刊社会面をご覧あれ。

大船渡町・台町に仮店舗を設営、理容店営業再開…とある。

実はその店が建ってる所は、TVの全国放送でも目の当たりにした、津波で流されてしまった土地(更地だったけど)で、この間帰った時は危険で立ち入れなかった。

で、その床屋は、子供の頃ワガママを聞いてもらってたオヤジさんの息子さん。

希望の光が少し射した。

がんばっぺし！

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秋刀魚の背泳ぎ。

港区・東京タワーの関係者が大船渡市役所を訪れ、「大船渡さんままつり」を
今年も開催したい考えを市側に伝えた。

それをうけ、僕も「大船渡さんままつり」を個人的に全面支援、協力することを
勝手に決めた。

何故かドキドキワクワク感。

360

幼なじみから電話があり、死亡説がながれていた同級生の安否が確認出来た。

津波以前から消息不明の人を除けば、これで、自分の知り合いのうちで同級生(幼・小・中・高)だけは死亡・行方不明がいないことになる。

もちろん僕も東京から最大限のバックアップをするけど、地元に残った(帰った)僕ら世代、または僕らより若い世代がその気にならなければ復興は成し得ない、多分。

これからだ。

昨日、気仙地域でピンポン玉ぐらいの雹が降った。
これは…今年の夏がながぐあっつぐなる。

七夕(うちは8月)のお祭りと花火大会やるのかな？

帰っからねっ、獅子舞いでも太鼓でも笛でも、何でもやっからねっ。

頑張っぺし！

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ゴールデンウィークも、後輩のユニフォームのためにひたすらバイト！
母の日の今日は、とあるマンションのモデルルームで、購入を考えている休日のお父さんのフリ(…サクラとも言う)をする仕事。
拘束6時間…九割方接客役の人との雑談で終わった。
なんてバイトだ！

母から留守電が入ってて、小学生の時川沿いに植えた桜がなんとか残ってて、今年も咲いたんだって！

苦しい日々の中で少し救われた知らせ。
来年も咲けばいいな。

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毎朝母に電話しているが、彼女が「今は帰ってくるな」と言う意味がわかった。

瓦礫は少しずつ片付いてはいるけど、まだ捨てられない「思い出」がそこいら中に転がっていて、なかなか作業が進まない。

海の泥と腐った魚の異臭がして、風が吹けば粉塵が酷い。

皆、疲れている。
皆、途方に暮れている。

町も、人の気持ちも、3月11日以前にはもう戻れない。

今が地獄なのかも知れない。

今日は父の誕生日。
一度も一緒に祝った記憶がないが、今年だけは何かしてあげたかった。
そういえば、説教された記憶もほとんどない。

あんまり一緒に暮らしてないからなぁ。

357

酔仙。

たまに家に帰ってくる父の晩酌に付き合わされて、
小学生の頃からこの酒を呑んでいる。

蔵元は、今はもうない。

また三陸の海産物を肴にして一杯やれる日まで、

私、待つわ、
いつまでも、待つわ。

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ご報告を。

お店でのガンダム募金・4月分は、

￥３４,３０２

になりまして、昨日岩手銀行大船渡支店の「大船渡市災害義援金」口座に振込みました。

募金にご来店くださった皆さまに感謝！

これからも、ひきつづき、ずっと、ずっと…の気持ちで、お財布の片隅にある小銭たちのご協力をお願いします。

頑張っぺし、大船渡！