2010年12月アーカイブ

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終極、そして未来へ・・・

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・・・そう、救った、救ったのだ、我が人生に深く影響する二つの存在を。
不満と迄は言わないまでも、
「ここは居場所では無い」
と感じ続けていた彼らを「安住の地」へ救い上げる事が出来た。
辛かったはずだ。絶対に。
「耐える事は美徳である」と昔ながらの教えを貫いてきた彼ら。
もし私が少しばかりの勇気を持って行動しなければ、彼らはそのままで終わっていたのだ。
「自己満足」と、笑うなら笑うがいい。
私は嬉しかった。
私にもまだこんな事が出来るのだ・・・

しかし、まだ仕事は終わってはいない。
これから、彼らの将来の事を考えなければ。
私はおもむろに、店に備え付けの「醤油」を手に取り、さっと一筋、彼らに掛けた。
そして、何時もは「半ライス」に直接乗せる「激辛高菜」を、チャーシューの上に静かに、そして、たっぷしと乗せたのである・・・

「よし、終わった」

私は確信した。
私は全ての責任を果たした。
私は完成させたのである。
「ラーメン、激辛高菜チャーシュー丼定食 焼き海苔をそえて」
未だかつて、この店でこの様な偉業を成し遂げた人間が存在しただろうか。
嫌、誇ってはいけない。驕ってはいけない。
ただ私は少しばかり、薄々気付いていた歪みを直しただけなのだ。

私は約束しよう。
又明日からも、何事も無かったかの様に、何時も様に、何時もの時間に、何時ものボタンを押し続ける事を・・・

          終

続き・・・

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そう、新しいある計画・・・
人間たるもの、新しい行動を起こすには、かなりの勇気とエネルギーを必要とするものである。
これまで慣れ親しんだ物、環境を捨て、新なる自分を発見する旅に出る。
「昨日迄の自分を超える!!」
・・・そんな言葉、口に出す、文字にする、誰にでも出来る事だ。
しかし「有言実行」此れが一番大変なのだ・・・


さて、人間たるもの、非常に我が侭な生き物である。
「安定と刺激」
この「真逆」を欲する厄介な生き物である。
「嫌、生き物はみんなそうだ」
と、突っ込みたい方、話が進まなくなるので黙ってて頂きたい。
改めて話をするのもなんだが、私はこの店で「ラーメンと半ライス」を食する事で、満足していた人間である。
「満足」・・・
嫌、私はこれまで、自分を偽って生きて来たのかもしれない。
そろそろ正直に生きても良いのではなかろうか。


話そう。

この店のラーメンには「チャーシュー」と「焼き海苔」が乗っている。
私は少し前から、彼らの存在に些か疑問を持ち始めていた。
「ラーメンに合わない」のである。
しかし彼らは彼らなりの意見があるであろう。
私は静かに、彼らの意見を聞いてみた。
すると
「嫌、俺らだって別にここじゃなくても」と。
そうか。良かった。聞いてみるものだ。
私は確信した。
彼らを活かす場所は他にある。
実は私は薄々気付いていたのだ。
その場所は「半ライスの上」である事を。
「とにかく、今日は彼らを助けよう」
私は事を急いだ。
ラーメンと半ライスが到着するやいなや、まずは焼き海苔を引き上げて半ライスの上へ、続けて急ぎチャーシューをその上へ・・・
ホッとした。
とりあえずの応急処置は終える事が出来た。
どっと出た疲れと、微かな安らぎに満たされた私は、忘れかけていたセルフサービスの水を少し口に含み、今後の展開を模索しはじめた・・・

感動、ここにあり

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「バターピーナッツのバター和え」
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バターピーナッツにバターを乗せてレンチンする事30秒・・・
奥さん、あーたちょいと、お酒が進むわよ。
でもね、あーたちょいと、肥満も進むわよ・・・

美味しんぼはいやしんぼ

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雄山「まだ分からんのか、愚か者めが。本物の美食とは・・・」
士郎「黙れ、雄山!」
雄山「ふっ・・・吠えるが良い。貴様なぞには生涯掛けても分からん事だ・・・」
士郎「何を言う。分かって無いのはお前の方だ!」
雄山「ハッハッハッ、お聞きになられましたか、陶人先生」
陶人「もう止めないか、二人共。私にとっては二人共に可愛い存在。いい加減に仲違いは辞めてくれ」
雄山「・・・」
士郎「・・・」
陶人「さあさ、二人共、今日は私が用意した物で、機嫌を直しておくれ」
雄山「先生・・・」
士郎「分かったよ・・・」
陶人「ありがとう。よし、では二人共、これを、召し上がれっ!」

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雄山「おーっとっと」
士郎「なっつかしいですね!時代を先取りニューパワー!!」

続く・・・

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気が付けば、私は何時もの様に、何時もの時間に、何時ものボタンを押していた・・・


昨夜迄私は、同級生である大泉洋氏と共に、アラスカにオーロラを見に行っていた。
彼とは「いつか必ず」と約束していた夢が、漸く現実の物となった。
いやはや、なんとも素敵な、夢の様な旅であった・・・
キャンピングカーでアラスカを縦断。
オーロラを見る為だけに車を走らせる、過酷ながらも充実した日々・・・
大泉氏とは毎日、多少の喧嘩はしながらも、笑い合い、お互いを高め合いながら一つの目的に向かって、実りある旅を続けて行った。
しかしながら正直、現地での食事には些か閉口していた所があった。
旅も終盤になって来ると、私の脳裏には、あの香り、あの刺激、あの後味がウロウロとさ迷い始めていた・・・
成田空港で近い再会を約束し、大泉氏と別れた私は、迎えの車に飛び乗り、我が故郷迄の長く短い時間を眠ってやり過ごす事にした・・・


・・・目覚めれば布団の中。
水曜どうでしょう」のDVDがメニュー画面のまま付けっぱなしである・・・
「いい夢を有難う」
私は歯磨き、洗顔を終え、夢と現実の距離を縮める為に、愛車のペダルを漕ぎ始めた・・・


気が付けば、私は何時もの様に、何時もの時間に、何時ものボタンを押していた・・・
テーブル席では、二人のタクシードライバーが、味付け卵とメンマ、チャーシューで瓶ビールを汲み交わしている。
ドラ「昔はよ、夜勤明けでもよ、スポーツジムに行ってたもんだがよ」
イバー「ヘェ〜、大したもんだ」
ドラ「今はよ、どうにもよ」
イバー「まぁまぁ、年には勝てねえわな」


さて。

全てを切り離し、久しぶりの故郷での食事。
実は今日、私は新しいある計画を実行すべく、この店へやって来たのである・・・

美味しんぼはいやしんぼ

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岡星「お口に合いますかどうか・・・」
ゆう子「わぁ、美味しそう・・・」
士郎「岡星さん、これは?」
岡星「滅多に入りませんが、たまたま・・・どうしてもお二人に召し上がって頂きたくって」
士郎「有難う、嬉しいですよ、岡星さん」
ゆう子「頂きます!」
ガラガラガラ!! ピシャッ!!
雄山「こんな所で何をしている、生意気な!!」
士郎「ゆっ、雄山!」
ゆう子「海原さん!」
雄山「この店は貴様らごときが出入りする様な店では無い!さっさと出て行け!!」
士郎「なっ何を!!」
岡星「士郎さん、落ち着いて下さい!」
ゆう子「そうよ、山岡さん!!」
雄山「ふっ、貴様らごときが何を口にしていた。後世の笑い者にしてくれる、見せてみろ!!」
士郎「黙れ!!」
ゆう子「いいじゃない、見せましょう!」
岡星「そうですよ、士郎さん!!」
士郎「・・・わ、分かった・・・よし、雄山、見せてやる。我々が食していた物は・・・これだ!!!」

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雄山「むっ、むむぅ・・・」
士郎「おかあちゃーん!!」
雄山「う〜ん、ポーツマス条約!!」

私は間違ってはいない

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一日の〆、寝る時にスイッチを入れるラヂオ・・・
民放で、若い姉ちゃん達の会話が始まると、ダイヤルを NHK方向に回してしまう37歳。

ただ、一言だけ言いたい。

俺、まだ大丈夫。

美味しんぼはいやしんぼ

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雄山「馬鹿が・・・お前ごときの分際で『食』を語ろうなんぞ100年早いわ」
士郎「くっ・・・」
雄山「何が究極のメニューだ、笑わせるな!片腹痛いわ!!」
士郎「おっ、おのれ、雄山!!!」
ゆう子「落ち着いて、士郎さん!!」
雄山「ふっ・・・、お前達に本物の『食』、至高のメニューを見せてやろう。己の浅はかさ、思い知るが良い!!」

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士郎「こっ、これはっ・・・」
雄山「1箱12粒入りで105円やねん。安いやろ?」
ゆう子「うぴょぴょーん!!」
士郎「う〜ん、マイッチング!!」

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