番町皿屋敷

頭を使った上で、野放図なガチャガチャした芝居を作ろうとしてます。ただ、この「野放図」というテンションが厄介で、発想はチャラチャラしてても、それを的確に表現するには、キチッとした演技が計算されていないといけないのだな。そこを突付き始めました。要は「説得力」ですね。「力技」という類も「説得力」の一つだと思っています。ディテールが曖昧だと「力技」は通用しない！単純なようでいて、深～い作業をしていますが、結果、本番で、果てしのない『ネオかぶき』を、頭空っぽでご見物して頂ければ、我々も報われます。こんな稽古も、連日プラスされる、同様に終わりの見えない、作業時間を必須に続いております。

水下のブログに、稽古場風景がUPされています。
こちらも併せてご覧ください♪

http://youtu.be/CAMUT-e-av4

『麦茶、おにぎり、水玉パーカー』
そろそろ夏を迎えに行くよ。
一緒に来るかい？
止めやしないよ。その重そうなコートは脱いでおいでよ。

『新訳　若草物語“木曜日のお裁縫”』
一針一針に思いを込めて、
戦地のお父様の無事をお祈りします。

お母様、泣いていらっしゃるの？
大丈夫、笑っているの。
お母様がこんなに声をあげて笑うなんて
本当に久しぶり。
実は子猫のイソップがシチューのお鍋を
ひっくり返してしまったの。まったくイソップったら。
でもおかげで、お母様の笑顔を見る事が出来たわ。
ありがとうイソップ。

※加納さんは本当に笑いすぎて、この後作業が出来なくなりました。

オリジナルのチャリティうちわのデザインが完成しました！
※収益は義援金として、被災地の方々に寄付いたします

二子玉縞、大根蝶などの花組モチーフが、上品な紫紺地に映える逸品。
持ち手の部分は竹製で、かばんにすっぽり収まるA4サイズです。
これからの暑い時期にいかがでしょうか！？

ぜひ、『番町皿屋敷』の劇場にてお買い求め下さい！
終演後のサイン会で、役者がサインさせていただきます。

稽古の後は作業の時間です。

座長と谷やんが作っているのは何でしょうか。
作業風景ばかりでも何なんで、明日あたりは稽古場もレポしてみようかと思います。

ひたすら全員で、作業・作業・作業！
スタッフさんの少ないヌーベル組は、みんなが色んな部署の作業をします。

↑糸にからまる谷山。

ヌーベル仕様『しおりにちょうど良いサイズ♪』のチケットが完成しました！
花組芝居でチケットをご購入いただきますと、
もれなくこのチケットがお手元に届きます。

平日はまだまだ良席ございます。是非！

始まりました。照明の増田氏、音響の清水氏を交え、制作の藤岡、出演者１０名。先ず、ちょこちょこ説明を加えつつ、私の本読み。

そして昭和３８年京都南座での貴重なモノクロ映像を皆で鑑賞。三世市川寿海の青山播磨（初演した二世市川左団次の劇団に居たので、高島屋写しなんだそうです）、六世中村歌右衛門のお菊（４６歳の大成駒！海千屋が思わず「奇麗だな～」）。寿海はこの時既に喜寿！流石に幕切れ花道の駆け込みを止めているが、音吐朗々とした台詞術と、お菊とのラブラブ振りが瑞々しい。

休憩後、いよいよ読合せ。事前に、全体の枠組みを強固にした（下座音楽や鬘衣裳）ので、演技は思い切り自由にして行く、と方針を知らせていた通り、皆、どんどん暴走！いや～、この純愛ドラマ、どんなになっちゃうのでしょう。この気持ちを新鮮に保って置こうと、一回ぽっきりで稽古終了。

本番で使う衣裳を倉庫からチョイス。頭で描いていても実際並べるとバランスが色々あって、ああでもない、こうでもない。２時間以上費やしてしまいました。

さて、稽古初日の乾杯。坊屋さんは「遠ざかるネバーランド」の稽古へ。下戸の射留屋は、飲み会がドンチャンする前にご帰宅。海千屋は、珍しく飲まずにお帰り。おそらくパチンコだろう。演出助手のおーにょ君は、名古屋でウルトラマンの虜になってます。さ、皆、よろしくな！！