河野道子/座長

| 修正

こうのみちこ。新派版では消された人物です。正確には「河野菅子(理学士に嫁いでますので、実際は島山姓)」に、その役割を吸収されちゃってます。

原作では、積極的に早瀬主税へ近付く菅子に対して、医学士の夫(婿養子)に溺愛されていて、表もろくろく歩行出来ず、しかも性格も大人しい。鏡花は彼女に、主税の復讐譚とも言えるドラマ後半の核心を背負わせています。

ネット上の青空文庫でも原文は読めるようなので明かしますが、「出生の秘密」というのがポイントです。