「トリス」を呑みながら、ボケーっとテレビを見ていた。
眼鏡を掛けた、少ししゃくれた、痩せた人が画面に出た。
「あれっ?・・・」
♪セキスイハ〜イム〜水やんだった。
あっ、これかぁ・・・素敵よっ。
2010年2月アーカイブ
{{assign var="epp" value=20}}先生が先生なら、アシスタントもアシスタントな「フレンドリー」たっぷしな歯科医者・・・
先生「じゃあ後、此処んとこ、なんちゃらしといて」
アシスター「は〜い」
先生「大丈夫?」
アシスター「やってみますぅー」
患者(やってみます?・・・)
暫く私の患部を、なんちゃらしてみた後・・・
アシスター「先生ぇ〜此処んとこのこれ、私無理かも・・・」
患者(無理・・・かも?おい、ちょっとさ)
先生「マジで?えっ、こんなんも出来ないのー?」
アシスター「やった事無いんで・・・」
患者(おい、ええかげんにせいよ・・・お前らなぁ・・・)
先生「そうだっけ、いいや、俺やるわ」
ウイーン!!!!!
先生「はい、お疲れ様でした〜うがいして下さい」
患者「はい・・・」
先生「では又来週ですねー」
患者「はい。ありがとうございました・・・あの〜、いい方向に向かってますか?」
先生「そうですねぇ、お互い、努力しましょうか」
投げかけられた。
あっ、はい、努力してみます・・・
このつぶやきに嘘は無い。
全ては私の道程である・・・
ペンネーム「タカムラコウタロー」
「司会者」の話しでは無い。
「歯科医者」の話しである。
昨年の11月からかれこれ4ヶ月、私は週に一度「歯医者」に通っている。
以前治療した右上の奥歯が炎症を起こして泣いているのである。
今回と違う歯医者で治療したのだが、治療方法が古かったらしく、厄介な事になっているらしい・・・
今回担当してくれている先生は、恐らく20代後半から30代前半な感じの男子である。
患者の私を気遣い、明るく、フレンドリーな方である。
・・・ただ、いざ治療を始めると・・・
「あっ、やっべー」
「おっとっと」
「これはしんどいなぁ・・・」
「マジかよっ!」
「あっ、まぁ・・・」
「チッキショ〜」
感情の全てを口に出してしまうタイプらしい。
お願いしますよ、先生、信頼していいんですよね・・・
もし、世の中に演劇の「オリンピック」があったなら、あの人は絶対に「日本代表」だ・・・
私が「幌張馬車」で共演させて戴いた、あの人と共演した事のある俳優さんの言葉である。
「MATERIAL」拝見・・・
あの人は輝いていた。
頭の事では無い。
全身が輝いていた。
最早、人では無かった・・・
終演後、居酒屋での会話・・・
師「お前、最近元気なの?」
弟子「えっ!?何で?・・・」
師「最近、つぶやき書いてないからさぁ・・・」
お願いだ、泣かさないで・・・
家に帰ってもテンションが下がら無い。
「トリス」をがぶ飲みしながら、迷惑メール・・・
ごめんなさい。
師匠のお陰で、明日からも頑張って生きて行けそうです・・・
気が付けば、私は何時もの様に、何時もの時間に、何時ものボタンを押していた・・・
午前10時40分。
「ラーメン」そして「半ライス」・・・
皆様はもう飽きただろうか。
しかし私は、飽きると言う事を知らない・・・
店の外には雪が舞っている。
店に着く迄、私は少々辛い思いを禁じ得なかった・・・
何時ものジャージ、何時もの皮ジャンで、何時もの愛車「宇宙船地球号」を漕ぎ、何時もより少し必死に店に向かった私。
寒さで手が痺れている。
肩から胸に掛けて、力が入り、固まっているのがわかる。
しかしながら、この身心の緊張を解きほぐしてくれる瞬間が、間も無くやって来るのである・・・
姉さん「は〜い、お待たせしました〜」
何時もの品の良い化粧、眼鏡、バンダナ。
店主の妻である妙齢の姉さんである。
今日も私の元へ最高の喜び「ラーメン」「半ライス」を届けてくれた・・・
辛い思いをした分、喜びも大きい・・・
店内に客は私だけ。
後は妙齢の姉さん、恐らくアルバイトであろう「ラーメン」担当の兄さんのみ。
「チャーハン」担当の、こちらも恐らくアルバイトであろう何時もの兄さんは未だ出勤していない・・・
ランチタイム前、特にする事の無い、私に幸せを運び終えた姉さんは、
「でね・・・」
と、「ラーメン」担当の兄さんとお喋りの続きを再開し始めた。
「姫路城が綺麗だった」と、姉さんは兄さんに、とても嬉しそうに話している。
私が来店する前からの話しの続きであろう。
当然私は、何故姉さんが「姫路城」の話しをしているのかは分からない。
休日を利用して「姫路城見物」へ行ったのか、近くで「ラーメン講習会」があって、「せっかくだから」と「姫路城見物」をしたのか・・・
嫌、私が今回話したいのはそんな事では無い・・・
私が話したいのは・・・ダメだ、どうやら酒が回ってきたようだ・・・
品の無い、貧乏大阪人・・・
努力して、努力して、天下を取る。
調子に乗って、図に乗って、勘違いして、どん底に。
嫌われて、干されて、反省して、キャラを変えて、努力して、努力して、再び頂点へ・・・
やっぱり愛すべきヒール、我がヒーロー
「亀田ファミリー」
誰が何と言うても、また図に乗っても、我がヒール、我がヒーロー・・・