2009年11月アーカイブ

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もう一杯だけ、なんて思いつつ

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・・・土曜日の夕方はゴルフの日だった。
まだ世間が週休2日制になる前の話。
毎週土曜日、父親は夕方前に会社から帰って来た。
勿論次の日はお休みだ。
姉弟はウキウキだ。
明日は何をして遊ぼうかなぁ・・・
土曜日の夜はよく「すかいらーく」に連れて行って貰った。
でもそれは、毎週土曜日の夕方放送される、テレビのゴルフ番組が終わってからだった。
姉弟はよく、父親と一緒にゴルフ番組を見ていた。
何をやっているのか、何の為に見ているのかさっぱり分からなかった。
でも、ゴルフ番組が終わらないと「すかいらーく」には行けない。
あっ、やっと終わった・・・
父親は家から少し離れた駐車場に車を取りに行った。
母親は少し化粧をし始めた。
姉弟は何を食べようかと戯れ始めた・・・
次の日の朝目覚めると、玄関に何時もある「ゴルフセット」と父親は居なくなっとった・・・
・・・土曜日の真夜中、スポーツダイジェストを見ながらふと記憶がふやけた・・・
寝よ。

「無」だいっ!

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男36歳「転職」をする気などさらさら無い。
しかし、約3ヶ月ぶりに遠ざけていた体重計に乗った私。
息を呑んだ・・・
流石に健康面が気になり「転食」を決意。
鏡を見る度に「う〜ん太ったかなぁ」なんて呑気に構えてた、ここ数ヶ月。
現実に体重計の数字は未だ嘗て見た事が無い数字を示した・・・
その瞬間から思考を変え、志向を変え、嗜好を変えた。
嫌、薄々は感じていたのだ。
コイツと付き合っていると、俺は駄目になると・・・
愛し始めてから約4ヶ月。
1日1缶、3×4が120缶。
毎日食べていた「スイートコーンのバター炒め」
先ずはコイツとお別れしなければ・・・
しかし二度と会わない訳では無い。
今後は週末に一度ぐらいは会う積もりだ。
週末に一度・・・
月末に一度・・・
年末に一度・・・
不思議なもんだ。
間を開けると「色気より祭」になってきた・・・

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それはさておき、今日のメインは「フレッシュトマト、ソルトとドレッシーを添えて」
ここん所「ヘルシア某」をメインに野菜と酒の「ヌーベルキュイジーヌ」で3キロ減。
私の身体は、この時期ふさわしく無い「水風船」の様に縮み始めた・・・

俺達の秋

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待った、俺達は待った。
天気の神様がご機嫌な日を。
待った、俺達は待った。
メンバーの集まれる日を。
そして、前日からの雨が午前中に止み、午後から天気の神様が微笑み出した11月25日、俺達「イチョウを観て癒され隊」は「神宮外苑」へ向かってペダルを漕ぎ始めた・・・

雨の後の澄んだ空気の香り、焼きトウモロコシ、焼きそば、おでん等々出店の香り、雨に濡れたイチョウの香り・・・
急がない、慌てない、特に何もしない平日の三人。
定年退職後の微笑ましい御夫婦らしいカップルの中を、満たされた気持ちでユルリユルリと散歩をした・・・

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ヒハマタノボル

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朝目覚め、その日一日が幸せに、又は何事も無く平穏に過ぎ、終わるなんて誰にも保証されていない。
しかし、多くの人々が、毎日の平穏を当たり前に過ごしている。
勿論私も、その一人である。
嫌、今となっては「あった」と過去の話となってしまった・・・
私は特に欲深い人間では無い。
ごく普通の人間である。
しかし何をもって「普通」と言うのかと問われれば、答えに貧する程の「普通」の人間である。
これからの文章は私が過去に多々書いた物と余り変わらない物である。
私はつまらない人間である・・・

私には数少ない楽しみがある。
それは「馴染みの豚骨ラーメン屋に通う」 ただ、それだけの事である。
私の家の近所には、長年通い慣れた「豚骨ラーメン屋」がある。
かれこれもう4年程通っているだろうか。
休日の昼食はここ、と決めている店なのだ。
我が心のミシュラン5つ星と言っても過言では無い・・・
その店で私が4年間必ず毎回注文する物「ラーメンと半ライス」・・・
勿論この店には他にもメニューはある。
醤油ラーメン、豚骨醤油ラーメン、つけ麺、餃子、ピリ辛餃子等々・・・
しかし私は一切他の物を注文しない。
他の物は他で食せる。
私がここに通う理由はただ一つ「豚骨ラーメンと半ライス」を食べたいからである。

その日も私は数少ない幸せを求めて店ののれんをくぐった・・・
ランチタイムには少しばかり早い午前11時。
私は何時もの様に食券売機にコインを入れ、迷う事無く、左上隅のラーメンと、左から二番目、上から五番目の半ライスのボタンを押した。
ピーク時には満席の店内、今は何処に座ろうと自由である。
しかし私は何時もの様に、紅生姜、辛子高菜、胡椒、胡麻、ニンニクおろし等が綺麗に揃っている自称「私の席」に座る。
さてさて、これから私の数少ない幸せの時間が始まるのである。

・・・と、ここで、何時も笑顔で私に食事を運んで来て下さる妙齢のお姉様が、複雑な表情を称えて私の傍に。
「ごめん、ライス、炊けてないのよ・・・」
「えっ!?あっ、はぁ・・・」
「炊けてないのよ・・・ないのよ・・・ないのよ・・・」
私は真面目な人間である。
楽しみの少ない人間である。
その私に「豚骨ラーメンライス無し」の予想もせぬ苦難の道が・・・

想像して下さい。
和食の店に入って「秋刀魚の塩焼定食」を注文して、ご飯が無い。
洋食レストランに入って「デミグラスハンバーグ定食」を頼んでライスが無い。
上野動物園に行って「パンダ」が居ない・・・


言葉が出ない。
妙齢のお姉様は
「ごめんねー、かえ玉じゃ駄目?」と一言。
それは私にとって「豚肉の生姜焼きに牛タン塩焼じゃ駄目?」と同じ一言である。
「ミートソースにナポリタン付けるけど」
と何ら変わらない。
「ミッキー、休みなの。あの子今日はサンリオの中身だって」・・・・・・
すいません長々とこんな話を・・・

さて、そろそろ締めなければ、と思いながら、巧い文章が見つから無い。
これもまた、平穏な文章の小さなハプニングである・・・

仕事を終えたゆきか図

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いつもは厳しい幸和も・・・
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千秋楽を無事に終え、この様に満面の笑顔。
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御来場誠にありがとうございました!!

夢工場2009

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11月5日
神戸への移動日。
車庫では、幼稚園の時分から私の送り迎えをしてくれている運転手が車を出す準備を。
台所では、母親とバアやが私の好物「昆布のおにぎり」と「甘いのと甘くないの、どっちか好き?と聞かれれば、そりゃどっちかっつーたら甘くない方がええな的な、甘くない玉子焼き」をこさえている・・・

私は身支度を整え、少しばかり楽しそうに、この忙しさを楽しんでいる我が家族を見るとも無しに見ながら、モーニングハーブティーを楽しんでいた・・・
「坊っちゃん、もうすぐできますので・・・」
そんなバアやの言葉に微笑みまじりにうなずいていると・・・
TEL「プルル・・・」
携帯電話の優しくも緊張感のある電子音が朝の空気を微かに揺らす・・・
私「はい、私だが」
秘書「お早うございます・・・あの・・・」
私「どうした?」
秘書「・・・先日の・・・坂本龍馬の朝ごはんなんですが」
私「うむ」
秘書「坂本龍馬は・・・朝ごはん食べないそうで・・・」
私「・・・ほう」
秘書「あと、紅白なんですが・・・」
私「何だ」
秘書「ダンスが・・・」
私「わかった。で、いい旅夢気分は?」
秘書「はい・・・くれぐれも、いい夢を、旅気分で楽しんで下さいと・・・」
私「そうか、わかった」
電話を切った。

私は何事も無かったかの様に、ガスの元栓チェック、テレビの電源チェックをし、最寄り駅へと向かった・・・

愛の薬は魔法の薬

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ナイル観る為に東京に来てん」
俳優座楽屋にわかぎ先生がやって来た。
そんな素敵なわかぎ座長
「磯の為に、これ持って来てん」
私がアトピーマンなのを知り、良く効くという「魔法の薬」を持って来てくれはった。
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「馬油100%無香料」
アトピーの上、化粧荒れの私の肌。
塗ってみた・・・
お肌しっとり、痒みがすっと引いてゆく。
「まじかいな」
魔法である。
愛である。

ご馳走の夜

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神戸公演迄のつかの間の休日・・・
今日は朝から、年末時代劇ドラマ
「坂本龍馬の朝ごはん」の打ち合わせ。
素敵な作品になりそうだ。
昼は、今年紅白のバックダンサーとして共演する仲間達と会食。
ナイスな奴らだった。
小一時間で食事を終え、急ぎ足で「いい旅夢気分」の下見の為にハイヤーを飛ばした・・・

充実した一日。心地よい疲れ。
さて、無口な髭親父と共に、何缶開けたか分からないマイスイートハニーを味わうとしよう・・・
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※制作部注:文章中の出演情報はすべてフィクションです

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