デキる男は。

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『百鬼夜行抄2』神戸公演も終わり、
全日程を終え、ようやくホッと一息つけました。

ご来場下さりました皆様、
応援して下さった皆様、
本当にありがとうございました。

今回は本当に、
先輩方に支えられっぱなしの公演で、
演技の基礎的なことから始まり、
役作りからメイクの仕方、普段の生活態度まで、
ありとあらゆる事を教えて頂きました。
本当に感謝してもしきれないくらいで、
僕の一生の財産となる公演になりました。

デキる男は、カッコイイ。
つくづく、そんな風に思います。

いつか、僕も、少しくらい、
後輩にアドバイスできるように・・・。

よっしゃ!

変わるぞ、自分!
良い方に!!

夏の多摩川。

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毎日、稽古場への行き帰りに、
多摩川にかかる二子橋を通る。
いつも人の多い多摩川沿いだけど、
最近、夏休みに入って、いっそう賑わっている。

朝は、BBQの支度をする人、野球少年、釣り人。
夜は、花火をする人、楽器を演奏する人、踊る人。
とにかく、色んな人がいて。
みんな、楽しそうで、あぁ夏だなぁ!!って感じ。

橋の上は見通しが良いから、遠くの花火大会なんかも良く見える。
この間も、稽古帰りに調布だったかの花火大会が見えて。
すんごい遠くに、ちっちゃく見える花火は、
なんだか目の前で見るより風情が有る気がして、
橋の柵によっかかって、しばらく眺めていた。

こういうのが楽しくて、僕は電車を使った時も、
なるべく一駅前で降りて、橋を歩いて帰るようにしている。
帰りがけにコーラと、甘いものを買う。これが日課。
太りそうだけど、『まぁ歩いてるし、良っか。』って思って買ってしまう。

8月19日には、多摩川の花火大会がある。
とっても楽しみ。
遠くの花火より風情がなくても、そこはやっぱり迫力が違うから。
人出の多さに負けないように、ゆっくり楽しみたいなぁ。



二子玉川に稽古場があって、良かった。

東京のおばあちゃんは、速い。

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この前、学校帰りに渋谷の宮益坂を歩いてたら、
前にリュック背負った小柄な、おばあちゃんが歩いてて。
僕は、おじいちゃんおばあちゃんが大好きだから、
あぁ、おばあちゃんが歩いているなぁ、可愛いなぁと思って、
3mくらい後ろから見てたんですね。

で、おばあちゃんも渋谷駅に向かってるらしくて、
3分ぐらい同じ方向に向かって歩いてたら、
ふと、おばあちゃんと僕の距離(3m)が、
全然縮まってない事に気づいたんです。
その時、僕は、いつも自分が渋谷を歩くときのペースで歩いてたから、
あれ、あのおばあちゃん、けっこう頑張って歩いてるなぁと思って、
またしばらく観察させていただいたんです。
2分ぐらい。
でも、まだ距離は縮まなくて。

これ、ちょっと面白いなと思って、
自分ひとりで、おばあちゃんとレースする事にしたんです。

ルールは簡単で、
とにかく僕はいつも渋谷を歩くときの、このペースをキープして歩く。
決して、速度を落としたり上げたりしない。
スタート時点では、もちろん、
おばあちゃんのが前にいるから、
おばあちゃんがこのまま、ゴールの渋谷駅まで、
"ご老人には、ちょっと有り得ないくらいのハイペース"をキープできたら、
おばあちゃんの勝ち。
もし、途中で休憩したり、ペース落としたりしたら、
僕が追い抜いて、僕の勝ち。
おばあちゃんが、渋谷駅までの道程にある店とかに入っちゃったら、
ノーゲーム、と。
僕が負けたら、今日の昼ごはん、
100円しか使っちゃダメっていう罰ゲーム付きで。

レース開始。

といっても、僕はただ、普通に歩くだけなんだけど。
しかし、おばあちゃん、ガンガン行きます。
いくら下り坂とはいえ、本当"無謀"ってくらいのハイペース。
大丈夫かしら?まだ、結構あるよ、おばあちゃん?って心配。
でもおばあちゃん、心の声の忠告、無視!ハイペースキープ!
背中のリュックも重そうなのにぃぃぃいい・・・。

3分後、
流石におばあちゃん、ペース落ちちゃいました。
そりゃそうだよ。貴老、飛ばしすぎましたよ。
で、そのまま、松屋の前(笑)で追い抜いて、
そっからは、引き離し体制に入りました。
いやいや、頑張ってましたよ、彼女も。
でも、60歳くらい若いからね、言っても。反則だよな。
ゴメンね、おばあちゃん、無茶させて。

と、そのまま駅の地下に入る階段を下りようとしたら、

ビックリ!何と、おばあちゃんがINから、僕を追い抜く!!

何!?とか思ったら、
どうやらおばあちゃん、追い抜かれた後再びペースを上げて、
後ろにピッタリくっついてたらしい!
階段下りる前の一瞬の隙をついて、
おばあちゃん、小回りを利かせて、INから一気に抜きにかかったんだ!
マヂかよ!?とか思って、階段下りようとしたら、
おばあちゃん、階段を、

すざぁぁぁぁぁあああああああ、つって駆け下りる!!

ええええええぇえぇぇぇえぇぇええええ!!!!???

おばあちゃん、まさかのラストスパート!!
どこにそんな体力が!?
でも、こっちは急ぐわけいかないから、
いつも通り階段下りてたら、ミルミルうちに離されて。
しかも、こっちが切符買おうとしたら、
むこうパスネット持ってて!!
改札で、ちぎられて!!
ホーム降りる頃には、見失ってて!!

呆然!!!!!

・・・ホームで一人、反省会。
東京のおばあちゃんって、あんな速かったんだぁ。
知ってたら、あんな勝負するんぢゃ無かった。
俺のほうが、よっぽど無謀だったわ。

その日の、お昼御飯は、コンビニで買ったガリガリ君になりました。

おしまい。



・・・。
全く、わけのわからん事をつぶやいてしまいました。
ごめんなさい。
でも、わけのわからん事も、たまには良いですよね。

この前、磯村さんから送られてきた、
『わーい、わーい、酔っ払いでーす!むふふ。』
ってメールも、
全くわけわかんなかったけど、メチャメチャ面白かったものね。

うきゃあああああ!!
もうダメだ!
今日は寝た方が良いや!
おやすみなさい!きゃは☆

〜ちなみに〜
メールの内容を載せる許可を取ろうと、
さっき磯村さんにメールしたら、

今日も酔っ払ってました。

きゃは☆

エロチックに魅せられた。

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今日は千駄ヶ谷まで、
友達の友達の絵の個展を見に行った。

友達の誘いで行ったから、
ただひたすらにポーッと付いて行っただけなんだけど、
もう本当に行って良かった、と感謝している。

友達の友達は"さやか"さん、という、
専門は何なのか・・・とにかく絵を描く仕事の女の方で、
僕と年もそう変わらないのに、
その絵は、とにかく素晴らしかった。

レトロな雰囲気で、
学生服や着物を着た女の子を中心に描かれたその絵は、
とにかく繊細で、驚くほど綺麗で、とびきりエロチックで。
一見しただけでは、よくわからないものもあるのだけれど、
色々質問してみると、たくさんの仕掛け・・・
というか、裏にある意図みたいなものが理解できて、
いちいち感動&感心してしまった。

お祭りで売っているような"お面"を被ってキスしていたり、
星座の授業という題名で、背中に赤い蝋燭をたらしていたり・・・。
しかも、女の子同士で!!きゃあ!!

もう、本当に最高。
また飾られてる絵達とは、だいぶ印象の異なる、
さやかさん御本人の性格もグッと来るものがあって・・・。
ああ!もう、上手く言えない!!

こんな説明ぢゃあ、
全く伝ってないんだろうなぁ、あの美しさは・・・。
どう言って良いか分からないが、
一番簡潔に表すなら【絶妙】という言葉かしらん。
気になる方は、とにかく観に行ってみて下さい。
千駄ヶ谷の、国立能楽堂の近くの、
『ギャラリー・エフ』って所で、
30日までやってるらしいです。さやかさんの個展。

思いがけず、素敵な出会いができて、
とっても幸せな一日だった。
あのエロチックで美しい世界に、どうやらハマってしまいそう。


・・・。
あ、ちょっと一瞬敬語になりますけど、
"エロティック"より"エロチック"の方が、
よりエロチックな感じが出ると思いませんか?






どうでも良いですね、そんな事あ。

髪を切ること。

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僕は千葉県出身なのだが、
東京に出てきて急に、
髪を切るのが苦手になった。
何故かと言うと、
美容師さんに、
どうやって注文したら良いのか、わからないから。
よく雑誌に書いてあるような、

『とりあえず〜ベースのぉ〜ミディアムレイヤーがぁ〜
 ベリーショートでぇ〜、サイドとぉ〜ネープわぁ〜
 ラインがなじむようにぃ〜セニングしてくださぁ〜い』

みたいなのは、絶対無理!!
先ず意味が分からないし。
実家にいた頃は、毎回行ってる美容室で、
いつもの通りで、って言えば良いだけだったのに・・・。

というわけで今は、
行きつけの美容室も無く、
毎回雰囲気で選んだところで、
『すいてください!バッサリ切らずに、
 とりあえず、すいてください!』
という、お茶を濁した指示を出して、
もう、後は結果待ち。

僕、目が悪いから、
髪切ってる最中メガネ外しちゃうと、
途中経過が全く分からない。
だから、最後にメガネかけて、
完成品を見たときの反応は様々。

『ああ!あんなに微妙な指示出したのに、
 こいつ(美容師さん)、個性出しやがった!!』
と、思うときもあれば、
『・・・うん。まぁ・・・良い感じに。
 お茶を濁せてるな・・・』
と、思うときもある。

その時担当した美容師さんのセンス次第。
つまり、運次第。
髪切るだけなのに、毎回ドキドキしちゃって。
宝くじぢゃないんだから。
だから、髪切るの苦手です。

あ、でも、
最近ひとつだけコダワリもできた。
モミアゲは、不自然にならない程度に短くする事。

これは、前に花組の事務所のロビーで、
座員5〜6人で話をしていた時、
なぜか髪型の話になって、
座長『あれ?そういえばお前、モミアゲあるね。』
僕 『え?はい。あ、加納さん、無いですね。』
座長『当たり前じゃない。女形だもの。』
っていう会話をしてから。

『バランスとかどうでも良いんで、
 とにかくモミアゲ剃ってください!』

って、言えないところが、またカッコ悪いんだけど。

いつか、
『とりあえずぅ〜モミアゲは全剃りでぇ〜・・・』
って、カッコ良く言える日が来るだろうか。


完成品がカッコイイかどうかは、置いといて。


〜追伸〜
磯村さんのつぶやきが、毎回メチャメチャ面白いので、
皆さん、見てください。お願いします。