僕は千葉県出身なのだが、
東京に出てきて急に、
髪を切るのが苦手になった。
何故かと言うと、
美容師さんに、
どうやって注文したら良いのか、わからないから。
よく雑誌に書いてあるような、
『とりあえず〜ベースのぉ〜ミディアムレイヤーがぁ〜
ベリーショートでぇ〜、サイドとぉ〜ネープわぁ〜
ラインがなじむようにぃ〜セニングしてくださぁ〜い』
みたいなのは、絶対無理!!
先ず意味が分からないし。
実家にいた頃は、毎回行ってる美容室で、
いつもの通りで、って言えば良いだけだったのに・・・。
というわけで今は、
行きつけの美容室も無く、
毎回雰囲気で選んだところで、
『すいてください!バッサリ切らずに、
とりあえず、すいてください!』
という、お茶を濁した指示を出して、
もう、後は結果待ち。
僕、目が悪いから、
髪切ってる最中メガネ外しちゃうと、
途中経過が全く分からない。
だから、最後にメガネかけて、
完成品を見たときの反応は様々。
『ああ!あんなに微妙な指示出したのに、
こいつ(美容師さん)、個性出しやがった!!』
と、思うときもあれば、
『・・・うん。まぁ・・・良い感じに。
お茶を濁せてるな・・・』
と、思うときもある。
その時担当した美容師さんのセンス次第。
つまり、運次第。
髪切るだけなのに、毎回ドキドキしちゃって。
宝くじぢゃないんだから。
だから、髪切るの苦手です。
あ、でも、
最近ひとつだけコダワリもできた。
モミアゲは、不自然にならない程度に短くする事。
これは、前に花組の事務所のロビーで、
座員5〜6人で話をしていた時、
なぜか髪型の話になって、
座長『あれ?そういえばお前、モミアゲあるね。』
僕 『え?はい。あ、加納さん、無いですね。』
座長『当たり前じゃない。女形だもの。』
っていう会話をしてから。
『バランスとかどうでも良いんで、
とにかくモミアゲ剃ってください!』
って、言えないところが、またカッコ悪いんだけど。
いつか、
『とりあえずぅ〜モミアゲは全剃りでぇ〜・・・』
って、カッコ良く言える日が来るだろうか。
完成品がカッコイイかどうかは、置いといて。
〜追伸〜
磯村さんのつぶやきが、毎回メチャメチャ面白いので、
皆さん、見てください。お願いします。