2011年3月アーカイブ

335
大船渡はずっと海の恩恵を受けてきたけど、
その海によって街が消えてしまった。

でもやっぱり海で暮らすしかない。

大船渡市災害対策本部が、義援金の受入口座を開設した。

岩手銀行大船渡支店
普通預金
2052381
口座名義・大船渡市災害義援金

ゴールデン街のお店でやってるガンダム(貯金箱の)募金も、
定期的に集計して、かつ「長期的」にココに振り込む予定。

「一過性の問題」とせずにね。

頑張っぺし、大船渡！

334
東京に戻る日の朝、母が焼いてくれたアップルパイ。

こんな時でも彼女は、食材があるうちはこうしてお菓子を作って
近所の人たちに配り歩く。

そんな母が珍しく弱音を吐いた。

今はまだなんとか備蓄したモノで食いつないでいけてるが、
それが尽きたらどうしよう…と。

家が残っている人には支援物資はまわってこない。

復興には長い年月がかかる。
でも、全国的な支援・協力は多分長続きしない。

「大船渡」に新しい建物がいっぱい建った光景を、
母が生きてるうちに見せてあげることが出来るだろうか？

333

実家の真下から、海とは逆の方に5、60m行ったトコの大船渡線上。

この辺りは「地の森」という地名なんだけど、汐のニオイがする。
ここからさらに7、800m奥に行っても、船や丸太、壊れた家、車が転がっている。

本当に「たまたま助かった」だけなんだ。

我が故郷は瓦礫なりき。

時間かかるぞこりゃ。

332

母校の大船渡北小学校の時計、あの日から…自分の仕事を忘れたまま。

土曜(19日)、故郷に帰った。

両親との再会の前に目にした彼の地の惨状は、冬の寒さ以上に身を凍らせた。

とにかく「大船渡」は、被害の1/3もテレビで伝わってない。

自分の家の下の線路にも船が何隻か流されていた。

避難所や同級生の実家を何軒かまわったけど、皆明るいのにこっちが救われる。

これ以上つらい日々が来ませんように、スーパームーンに祈ろう…。

331

茶沢通り・西友横の駐車場で、「大船渡」向けの救援物資を募っていたので託してきた。

三軒茶屋より愛をこめて。

昨夜は何人かの友達がお店に来てくれて、
「何かに役立てて」と義援金を僕に渡してくれた。
背中をおされた気がする…やっぱり帰りたい大船渡に、今すぐ。

僕には思慮深い冷静な判断はできない。

軽率、自己満足という人もいる。

そう…かも。

でも僕は、自分の親に会いに自分の生まれ育った故郷に帰りたい。

330

掲示板にも書きましたが、昨日僕の携帯電話に母の伝言メッセージが入っていました。

元々泣き虫の僕は、この4、5日どれだけ泣いたかわかりませんけど、何度もその声を聞きなおし、また何度も泣きました。

よかった。

「生きててくれてありがとう」
以前出た芝居の台詞が、今重く心に響いています。

プレイパーク2011が開催中止になったのは残念ですし、ちょっと虚しいし寂しいです。

でもコレは…

神様が「故郷に帰れば？」って言ってくれてるようにも思えます。

実際問題かなり困難な状況ではありますが、何とかして帰れる方法を模索していきたいです。

そして、地元のみんなに直接声をかけたい。

「頑張っぺし、大船渡！」

329

あの日から、四回目の夜が明けました。

ほとんど眠れていないのに、目覚めも悪いです。

両親とはいまだ連絡とれず、安否が全くわからない状態ではありますが、少しずつ情報を得て安心材料もちょっとあります。

テレビはあまり観たくありません。
泣かずにはいられないから。

病弱だった子供の頃、心配して何にでもついてくる母をちょっと疎ましく思っていました。

お母さん、あなたに会いたいです。

こんな時になんですけど、あなたの作る茶碗蒸しが食べたいです。
いや、茶碗蒸しじゃなくてもいいんです。
あなたの、甘じょっぱい料理が食べたいです。

328

いまだ両親とは連絡がとれないでいます。

目や耳にする数少ない情報は、ついつい恐ろしい結末を思いうかべてしまいます。

今日からプレイパーク2011の稽古が始まりました。

芝居をしていなければ…ただ泣いて過ごしていたかも知れません。

でも、ほとんど無力なこの僕にも何か出来ることがあると、そう自分を奮い立たせています。

僕自身は…疲れきってますが無事です。

昨日観劇中に地震があって途中で打ち切り、恵比寿から新宿まで歩いて、ゴールデン街のお店のドアを開けた時は頭の中が真っ白になりました。
昨夜は余震の中、割れたボトルとグラスの片付けと掃除、補修作業をしてました。

地震のわりと直後に、奇跡的に一回だけ大船渡の両親と電話が繋がりましたが…今は全く連絡が取れません。

実家は、地震で塀と壁にヒビが入ったり、中のモノが倒れて壊れたりしたそうです。
高台にあるので、津波は多分大丈夫だと思いますが、その高台自体が崩れたり、地割れが怖いです。

さっき、親戚や同級生の店と家が津波で流されている映像を見て、震えと涙が止まりませんでした。

今すぐ飛んで帰りたいです。

誰か自家用ヘリ貸してください。

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卒業制作展を観に行った時に食べた、
五反田・夢吟坊のごまネギうどん、とカボチャ天。薫り、味、どれも優しい。

昨日(9日)の昼は、八代さんが出演してるリリパの「音楽の時間」を観劇。
日本に、日本人のココロに「音楽」が生まれた瞬間を客席の全ての人が
目の当たりにした。

そして自然に涙がながれ、ほっこりとした、温かく優しい時間を過ごすことができた。

年度末というのもあって、特に平日はチケットが「売るほどある」そうで、
是非とも下北沢/ザ・スズナリへ！

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歌舞伎町一番街にある満州屋のチャーシューとんこつ。

何だ!?
このスープのドロドロは？
何だ!?
このチャーシューのトロトロは？
もうちょいリーズナブルなら…確実に通いつめる。

植本さんが出演してる、
こまつ座「日本人のへそ」を観劇。
井上ひさしさんは生き返った。
こまつ座は生まれ変わった。
彼(小曽根真さん)の手によって。

時間とお金を何とかして、もう一度観に行きたいな。

324

着物で観劇するとチケ代500円割引してくれるトコがあって、
便乗してみた。
昨年正月に帰省したとき八重子さんに仕立ててもらったモノで、
「花たち女たち」見巧者の衣裳にもなった。

仕事がなかったせっかくの週末(5、6日)も、
範宙遊泳「労働です」
流山児★事務所「花札伝綺」
尚美学園大学卒業制作展～「思い出の記憶」
Live Up Capsules「ふ み」
を観てたら、あっという間に過ぎていった。

個々の感想は割愛するけど、自分の出てる画像を大画面で見せられるのは
ひたすらこっ恥ずかしい。

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お店の、今週のオススメ・とろろ蕎麦。
ハマりだすと止まらない性分なもんで。

北京蝶々「パラリンピックレコード」はプレ稽古が終了、台本も第5稿まで出てカタマりつつある。
21日からの本稽古には台詞入れた状態で来てね、とお達しがあった。

20人以上いるこの座組で、それぞれ何と呼びあう、呼ばれたいかって話になり、今回趣きを変えて「たけし」(敬称禁止)としてみた。

流山児さんにも、堀越君にも「たけし」と呼ばれるコトになる。

まず、自分が慣れなきゃ。

322

動画で見せたいぐらいの蛸のおどり焼き。
タウリンは、僕のカラダに何かとイイらしい。

昨夏撮ってたショートフィルムが、ようやく人様の目にふれる時が来たのでちょいとお知らせ。

尚美学園大学卒業制作展

会場/東京デザインセンター・ガレリアホール
〒141-0022 品川区東五反田5-25-19

3月5日(土)開催1日目
10時〜18時　
思い出の記憶
＜上映時間>
15:20〜

6日(日)開催2日目
10時〜17時　
思い出の記憶
＜上映時間>
11:00〜

僕の出演した作品
「思い出の記憶」は、1時間ぐらいのハートフルなホームドラマで、僕は仕事一筋の堅物オヤジを演っとります。

入場無料…多分。

二日のうちどちらかは行こうと思ってますが、ご興味とお時間のある方も是非！