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東京に戻る日の朝、母が焼いてくれたアップルパイ。

こんな時でも彼女は、食材があるうちはこうしてお菓子を作って
近所の人たちに配り歩く。

そんな母が珍しく弱音を吐いた。

今はまだなんとか備蓄したモノで食いつないでいけてるが、
それが尽きたらどうしよう…と。

家が残っている人には支援物資はまわってこない。

復興には長い年月がかかる。
でも、全国的な支援・協力は多分長続きしない。

「大船渡」に新しい建物がいっぱい建った光景を、
母が生きてるうちに見せてあげることが出来るだろうか?