続いて

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「日高屋」の冷やし中華…

我が邸宅の近所には、東西同じ距離に「日高屋」が店を開いている…
さて皆様、お昼となりました。
お外で冷やし中華。
奥さま、どうですか?
大体、町の中華屋さん、こだわりの拉麺屋さんで食そうと思えば、野口英世お一人前後のお値段である。
…お昼に…野口さんかぁ…
しかしながらそれらのお店は、野口さんの顔に泥を塗るまじきと、創意工夫に満ちあふれている。
キュウリ、錦糸卵は共通分母とするも、水菜、クラゲ、蒸し鶏、窯焼きチャーシュー、椎茸の甘煮、蟹、海老等々…
またタレに至っても、定番の醤油、塩、ゴマ、ピーナッツ…
それぞれの企業努力、私は溢れ出る涙をこらえ切れない。

さて、話を「日高屋」へ戻そう。
皆様、誤解をしないで戴きたい。
私は批判をするつもりは毛頭無い。
むしろ親しみを感じているのだ。
醤油味一本槍、キュウリ、錦糸卵、ハム、ワカメ、紅生姜。
この潔さ、そう、この潔さこそ我が愛しの冷やし中華なのだ。
30年前の冷やし中華。
おかんの冷やし中華。
素麺と代わり番こに出て来て、夏休み、子供心にあまり好きでは無かった冷やし中華…
野菜だけを先に麦茶で流し込んでから、ハムと錦糸卵と麺を味わっていた。
「智彦!! 品が無いねんあんた!!」

今となっては素敵な懐古食。
足繁く通う私。
税込490円。
大盛りも無料です…