2011年3月アーカイブ

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父さん・・・

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父さんに報告です。僕は無事です。
地震の時、僕は新宿にいました。
いわゆる「帰宅難民」の一人になりましたが、僕の住んでいるアパートは、歩いて一時間の距離にあり、不幸中の幸いでした。
アパートに帰ってみると、家財道具は全て無事でした。
ほっと一安心して、シャワーを浴びようとユニットバスにはいると・・・歯磨き粉が・・・トイレに落ちていました。
でも僕は、この事を前向きに考えようと思います。
「これで済んで良かったんだと・・・」
さて、寝ようと布団を敷きました。
父さん、僕のアパートには「クローゼット」があります。三段に分かれていて、中段、下段には洋服、上段には普段使わない辞書やら過去の台本やらをしまってあるんです。
普段は面倒で開けっ放しのクローゼットの扉・・・
いつも僕は、その前に布団を敷き寝ていました。
「これ、物落ちてきたらヤバいな、怪我するな・・・」
僕は怪我を避ける為に、扉を閉めました・・・
「あっ!んっん〜・・・」
手のひらを挟んでしまいました・・・
でも僕は、この事を前向きに考えようと思います。
「これで済んで良かったんだ」と・・・
僕は食料品の無いスーパーへ行き、歯磨き粉を買いました。歯磨き粉はたくさんありました。
父さん、僕は無事です。
心配しないで。
父さん、父さん・・・
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昼下がり、下町の蕎麦屋の暖簾をくぐってみると、現役をリタイアした老紳士が、「天ぷら蕎麦」の「蕎麦抜き」、通曰わく「ヌキ」で日本酒を飲っていたりする。
これぞ「粋」というものである。
「良きかな・・・」
そして私は今、世田谷のアパートの一室で、「稲荷寿司」の「寿司抜き」、本人曰わく「ヌキ」でホッピーを飲っている・・・
これも「粋」というものである。
「どうかな・・・」
因みに私は昼下がり、下町の蕎麦屋の暖簾をくぐった事は一度も無いのだが。

人並正太郎著「男の作法は案外不作法」より

父さん・・・

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僕は今日、東京に出て来て初めて「お酢」を買いました・・・
理由は、コンビニで買った冷凍食品の「餃子」に、「餃子のタレ」が付いていなかったからで・・・
でも、一度食べたら気が済んでしまい、残りの「お酢」をどうすれば良いのか、途方に暮れているわけで・・・
父さん・・・
僕は今、昔父さんが言っていた
「東京で生きて行く事は、一人で深い雪道を歩き続ける事と同じだ」
と言う言葉を思い出しました。
東京では誰も助けてはくれません。
大量に余った「お酢」の行き先を考えると、僕は、不安で眠れないわけで・・・
父さん、父さん・・・

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