「居酒屋のお通し」
「ジューススタンドの本日のおすすめ」
「暗転」
「ポイントカード有無の確認」
「開演前アナ」
「誕生日」
「定食屋の小鉢の味」
「郵便受けの宅配グルメのチラシ」
「今日の出来事」・・・
さて、「アウロラ」稽古じゃ・・・
「居酒屋のお通し」
「ジューススタンドの本日のおすすめ」
「暗転」
「ポイントカード有無の確認」
「開演前アナ」
「誕生日」
「定食屋の小鉢の味」
「郵便受けの宅配グルメのチラシ」
「今日の出来事」・・・
さて、「アウロラ」稽古じゃ・・・
子供の頃から、年長さん発表会、校歌、音楽の授業、合唱会、文化祭・・・
全て口パクでした。
人様の前で歌うなんて、最高の恥ずかしめでした・・・
中学生の頃、普段は一切誰の言う事も聞かない「番長」が、
「番長て・・・」
合唱会で最高の歌声を披露している姿に涙した事さえありました。
「歌う」って個人的に遥かに遠い感覚でして。
上手いんだよなぁ、みんな。
「花組芝居、天辺越えカラオケ大会」
同じ座内、同じ芝居造り、同じ方向に向かう野郎共。
ただ、「歌の嗜好」は笑ってまうぐらい、バラッバラッ・・・
ただ、上手いねん、みんな・・・
ある水曜日、新宿駅構内にて・・・
どうやらお腹がすいているらしい私。
ただ、昨夜のお酒も少し残っているらしい私。
「何か食べたいなぁ」うろうろする私。
パン屋、違うな。
カレー屋、重いな。
立ち食い蕎麦・・・うーん、何か違うなぁ・・・
しばし、うろうろ。
「あっ、これや、これやがな、今っ」
神は私の味覚の右肩を優しくたたいた。
「卵かけご飯定食380円」
どうやら脳内、口内、財布内、全ての神様が納得しはった様である。
チェーン展開しているらしいこのお店。
入り口の券売機で食券を購入。
この世の中に敵など一人も居なさそうな、にこやかなお姉さんに食券を渡す。
「卵一丁〜」
やはり敵を作り得ない涼やかな声でオーダーを通すお姉さん。
漆塗り風のお盆に、一口ずつの白菜のお漬けもんと、キンピラゴボウ、五枚で1Pの焼き海苔、おあげさんとネギたっぷしのお味噌汁、やや上品な盛りのご飯、そしてメインの「生卵」・・・
「おおきに、姉さん」静かにセルフで席に着く。
「さて・・・」
濃い味好きな私。生卵に醤油をざぶざぶ。
混ぜるのももどかしく一気にほかほかのご飯へ・・・
只・・・ここで・・・小さな幸せに・・・ストップが掛かった・・・
隣で、私と同じ「卵かけご飯定食」を食しているおじさんの目の前には「卵かけご飯専用醤油」が・・・
「そりゃねーぜ、ポロネーゼ」
いつか、何か機会があったなら、一度は食してみたかった「卵かけご飯専用醤油」
こんなところで、こんな形で・・・
「姉さん、一言言うてくれたらええのに・・・」
虚しさを禁じ得ない。
頬を伝う涙、目の前のご飯が見えない。
己の涙で、更にしょっぱい「卵かけご飯」をすすり込んで、何も知らない姉さんに別れを告げた、しょっぱい初夏の新宿駅であった・・・
スーパーの麺コーナーに「流水麺シリーズ」が並び始めた・・・
「そか、もうそんな季節か・・・」
なんて思いながら
「やべーな、最近の俺の日々」
なんて思う。
そう言えば、涼がよく「芝居してないと死んじゃう」なんて言ってたな・・・
とりあえず、特に意味は無いが、スクワットから始めてみっかな・・・
限りなく後輩に近い飲み友達、もとい、限りなく飲み友達に近い後輩・・・
そんな感じの「柿の人」出演「ショート7」拝見・・・
最近、先輩後輩に関わらず、身内の芝居を観る度に、ジワリと嫌な汗をかく・・・
間も無く干支を三周目。
焦る・・・
りょん、刺激的だったわよ!!
三軒目だと思います。
7時間ぐらい飲んで・・・
このご時世、タクシーで帰宅。
翌日、年に数回の休肝日・・・