
赤姫姿の老醜の女形が車椅子に腰掛けている。
ここは彼岸か?此岸か?
「赤」を身にまとった「男」が紡ぎ出す、いにしえの物語。
白粉で塗り固められた虚構の世界を支える「男」たちの、涙、怒り、そして嫉妬……。
「女形」が孕むその内実を、文壇の愛憎劇に仮託して描く哀しきコメディ。
脚本/秋之桜子
構成・演出/加納幸和
STORY
一人の老齢の赤姫が車椅子に座っている。
その姿は、男たちに赤姫たちに包まれ……やがて消えていく。
昭和十二年、夏。
東新聞社主の田岡の家に、作家の乾と編集者の西村がいる。彼らは東新聞で連載を持つ作家・手塚から呼び出されたのだ。耳の遠い婆やや、顔の爛れた謎の男に案内されつつ待っていると、叫び声をあげ若い小説家の川野が飛び出してくる。「田岡さんを待っていたら、あの人が」と、そこに現れるのは赤姫の様相をした女形「葵」であった。戻って来た田岡に飛びつく葵。「田岡さん、た~んと可愛(かわゆ)がって下さんすか?」
なぜ、この女形が田岡の家にいるのか、その秘密が明かされる中、手塚が自殺したという一報が入る。田岡はつぶやく。「……なぜだ手塚、なぜ君が死ぬ必要がある。」手塚と自殺を図った女を見た途端、川野は倒れる――彼にも誰にも言えぬ秘密があったのだ。
昭和初期の文壇で生まれる男たちの憧れ、嫉妬、そして愛憎。葵と言う女形の宿命。それぞれの悩みや葛藤が赤姫たちの物語と交わり、汗ばむような色香が漂う。
葵は微笑む。「お前のように、アタシに惚れて惚れて惚れ抜いてな」
やがて、それぞれの想いは尖り、滑稽な愛の物語を生み出して行く……。
出演

(演劇集団キャラメルボックス)
公演日程
2026年7月
東京:座・高円寺1
松本:まつもと市民芸術館 小ホール
注意事項
- 未就学児はご入場いただけません。
- 開演後は本来のお席にご案内出来ない場合がございます。ご了承ください。
- 客席を含む劇場内に、収録用カメラが入る可能性がございます。収録した映像や写真は、放送・配信・複製頒布等する場合がございます。予めご了承ください。
- 一度ご購入になられたチケットの変更・キャンセルはできません。また、公演中止時以外の払い戻しは、事情の如何に関わらず一切できません。営利を目的とした入場券の転売は、いかなる場合にも固くお断りいたします。
- チケットは、紛失・盗難などいかなる場合においても再発行できませんので充分にご注意ください。公演日時のお間違え、チケット忘れなどもご入場いただけません。ご来場の際はお手元にあるチケットの日時を必ずご確認の上、ご来場ください。
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