≪第二回・文豪之墓参り≫
①青山霊園編
最初は、尾崎紅葉が眠るお墓へ。
うーん、紅葉より父の供養塔の方が目立つ(笑)。
墓地内にある紅葉が綺麗だ。
今回は水下兄貴が貴方を演じます。
きっとものすごくパワフルな尾崎紅葉になるでしょう。
他にも、
・斎藤茂吉(歌人・精神科医。太宰を診た事もあるとか)
・谷崎潤一郎(恐怖時代以来ですね)
・国木田独歩(今回登場予定。クリスチャンだけど、お墓はいたって和)
・星新一(鴎外は大伯父にあたるそうだ)
ら文豪が眠っているのでみんなにお参り。
政界の
・大久保利道(墓でかい)
歌舞伎界の
・六代目中村歌右衛門(加納さんも来たかな~?)
・渦中の市川団十郎家
のお墓にもご挨拶。
ここには陸軍、海軍の将校さんのお墓も多い。
こんなに広い中に、いっぱい人がいたら楽しいだろうな~。と思ふ。
(どうでもいいが、名古屋にある大野家之墓がある平和公園もメチャクチャ広い)
②雑司ヶ谷霊園編
まずは夏目漱石にお参り。
3年半前『ザ・漱石』の稽古前に来たのだが、
その時はお線香に火をつけたら、ものすごく出火し、
大井さん、秋葉さんと懸命に消火したのを思い出す。
今回もお世話になります、漱石先生。
続いて泉鏡花にお参り。
今回初めて、鏡花を取り上げる。どんな鏡花像になるやら。
あの作品は少しつかわさせて頂きました。
宜しくお願いいたします。
他には小泉八雲、永井荷風のお墓をお参り。
③三鷹・禅林寺編
日没間際、今度は急いで三鷹に移動。
ここに眠るのは今回主役となる森鷗外林太郎の墓。
写真を撮ったら、後光が射しておりました。
きっと「きちんとやれよ」との思し召しだろう。
前回は馬鹿々々しい鷗外でしたが、
今回は凛々しい鷗外になるはずです、きっと。
そして、鷗外の墓の斜め前には、
本人の希望で太宰治のお墓もある。
『太宰治のオンナの小説』、『走れダザイ』ではお世話になりました。
おそらく今日日本で一番、文豪のお墓参りをしたのは間違いない。
これで五人。残りの高浜虚子は鎌倉に眠っているそうで・・・遠い。
いつもの事ながら、やはり墓参りは気合が入りますね。
(まだ続く)
取材・文・写真/大野裕明
参考HP/青山霊園→電撃ネットワーク・キュウゾウの「ぶらり偉人墓地の旅」