それはゲネプロが終わり、間もなく初日初回があけるという時間のこと。
演出家の大野は、難しい顔をして一人階段に座り込んでいた。
「ああ、緊張する
」
自分の作って来た作品が初めて観客の目に触れ、未知の反応が返ってくるということは、演出家にしか分からない緊張感を伴っているのだろう。
皆に見守られる中、大野はつぶやいた。
「ああ前説緊張する
」
そっちかい!
その場に居た全員から「無駄な緊張」と総突っ込みを受けつつ、毎公演、演出家大野による前説が行われています。
チケットをお持ちの方は是非、お早めに会場へお出でいただき、大野渾身の(?)前説もご堪能くださいませ!
なお本日夜18時からの回に、急遽アフタートークも追加されました!
当日券もご用意しておりますので、是非ぜひ皆様足をお運びくださいませ。