2011年8月アーカイブ

407

僕が働いてるゴールデン街のお店、カンガルー・コート・ディシジョン
いち押しのジン「WET」。

これ、ビーフィーター(ワリと一般的なジンの銘柄)で出していたんだけど…4、5年前に生産中止になり、今や日本ではなかなか呑めない超レア物(店にはストックがあと1ダースあるからしばらく大丈夫)。

ドライジンに対しての「ウェット」はべたーっとした洋梨みたいな味わいで、僕はけっこう気に入ってるんだけど、本国(?)のジンマニアからは評価が低いらしい。

そういうトコもひっくるめて好き。

406

昨日、29日は八重ちゃん(母ね)の68回目の誕生日。

電話したら、少しゴギゲンだった。

タイミングよく僕が取材された横浜国大の同窓会誌が実家にも届き、なんとなく大学を中退したんじゃないってコトがわかったらしい。

今年のプレゼントは決めてある。
ちょっと後になるけど、「聖ひばり御殿」と新幹線の往復のチケットを贈る、と告げた。

あの日から半年以上毎日見てる瓦礫の景色を…少し忘れる日があってもイイよね？

405

忙しくて、お知らせすんのすっかり忘れてたっ。

今日はゴールデン街の納涼祭(PM3〜11)で、我らカンガルー・コート・ディシジョンも初参加。

「参加店」は、今日どこでもノーチャージでワンドリンク500円。

普段行ったことない、行けなかった店にも安心して入れるかも。

ウチでも、なかなか手が出なかった珍しいジンが本日のみワンショット500円。

この機会に、是非ともゴールデン街へ！

404

実家で場所を貸している大船渡町の理容店(362Barberを参照)の屋根や壁に、埼玉の画家さんが花や鳥の絵で彩ってくれた。

嬉しい。

3月、あの日の一週間後に帰った時からずっとこの場所のコトを気にしていた。

人の集まる、集まれる場所にしたい。

桜でも、向日葵でも、あらんかぎりの花を植えたい。

5月に帰った時はまだ周囲も含めて殺風景だったけど、今月アタマには、いろんな草花が植えられたり育ってたりしてて安心した。

Jumbo人形野外劇「トワワイルスタ」 で巡った、宮古・愛宕小学校の校長の言葉がココロにつっかえている。

「3月以降、子供たちの描く絵がオチて(暗く淡くなって)しまった」

末崎小学校の、五月蝿いまでにちょっかいかけてきた女の子が、片親を亡くしたと後で知り泣きそうになった。

子供たちに「我慢」させてはならない。

だからホントに嬉しい。

今、大船渡で港に一番近いところに色とりどりの「花」が咲いた。

子供たちの未来のために…枯れない花が咲いた。

403
週末のボランティアでゲットしたキーホルダー、あの「松」に祈りを込めて…。

人手が足りないので結局日曜も手伝うことになり、
おまけに木・金・土と三夜連続お店、さすがにグッタリして、
週明けてからは台本読むため引きこもり。

そのイベント、結果的には売上目標達成したみたいだけど、
ぶっちゃけパニクるぐらいの大盛況になると勝手に思い込んでた。

「陸前高田」(大船渡も)とその物産品は、僕らが思っているより
全国的知名度は低い。

あの日から5ヶ月が過ぎ、そして東京では日々いろんなコトがありすぎて…
「被災地」は忘れさられようとしている、素通りする人達のなんと多いことか。

でも試食(飲)したら大抵の人は買っていく、好みはあったとしてもモノがいい、
美味しいには違いないんだから。

広い「宣伝」が必要で大事だと思う。
商店街を通る人達だけを相手にしても限界がある、アピールして、
其処にワザワザ買いに来てもらわなければ。

復興支援を抜きに考えても、地元のモノを広く世の中に知らせるのは
イイことだと思う。

ま、正直「大船渡から来ましたっ！」って言いたいし、
大船渡のモノを売りたいのが本音ではあるんだけど。

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今週末の8月20日(土)、21日(日)、東武東上線大山のハッピーロード大山内にある貸店舗イベントスペースで、
「第2回 田舎のごっつぉ(ご馳走)フェア」(両日とも10〜18時)が開催されます。

詳しくはコチラ↓
http://www.haro.or.jp/

板橋区と地元生産者との連携で、陸前高田・大船渡・住田の物産を中心に販売します。

20日は僕も売り子で一日中いますので、

うめもの食いさ来てけらっせん！
(美味しいものを食べに来てください)

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魂を鎮める線香花火。

まだ遺体があがらない同級生よ、親戚のおじさん、おばさん、そしてあの日とあの日以降に亡くなった全ての人よ…安らかに、安らかに。

木曜、小学校卒業と同時に転校してしまった親友が、震災を機に僕の名前で検索かけてゴールデン街の店に呑みに来てくれた。

30年ぶりの再会。
蘇る思い出があまりにもガキ過ぎてこっ恥ずかしい。

昨日は、高校ん時のバレー部のマネージャーが息子さんのオープンキャンパスの付き添いで上京、店に顔出してくれた。

こっちは…「山月記」以来だから15、6年ぶりか？
息子さんを彼氏のように紹介されて気恥ずかしくなった。

二人とも、いや先週大船渡で会った同級生達も皆変わらない、変わらないんだけどちゃんと齢を重ねてイイ顔してる、イイ大人になってる。

自分は…どうだ？

そう思わせてくれた同級生達に感謝。

まだまだ頑張らなきゃね。

400

おっかない、おっかない。

地震、おっかない。

津波、おっかない。

放射能、おっかない。

でも、人が一番おっかない。

「あらためて」送った方から放射性物質がっ！

誰かの高笑いが聞こえてきそうだけど…問題はそこじゃない。

これで気仙は二つの見えない恐怖にもさらされるコトになった。

神様はなんと情け容赦ない。

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あの日から5ヶ月になる明日、岩手県・福祉の里センター他全国各地で開催予定の「100万人の線香花火ナイト」を僕が働いてるお店(の入口前か駐車場)でもやります。

新宿ゴールデン街
五番街
カンガルー・コート・ディシジョン
Tel0332046086

8月11日(木)
PM8:30一斉点火

線香花火はこちらで用意しますので、皆さん、ちょっと前にお店にいらしてください。

多くの方のご賛同、そしてご来店をお待ちしております。

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大船渡市のとなり、陸前高田の高田松原海岸には、浜に沿って七万本の松があったんだけど…たった一本になってしまった。

海岸近くの市民体育館には、地震直後100人以上の人がいたはずなんだけど…3人しか生き残らなかった。

津波で流されてしまった松に、鎮魂の、そして不屈の意志を込めたメッセージを書いた。

その薪は、本来予定されていた場所では使われず、地元(県内含む)で燃やされるコトになった。

ま、それはそれでイイのかも知れない。

でも、僕は決して忘れないだろう、この出来事を。

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Jumbo人形野外劇
「トワワイルスタ」、
8/6は釜石の白山小学校。

前日実家に戻っていて、朝、母と一緒に伯父の車に乗せてもらい釜石へ行く途中…崎浜、吉浜、唐丹の海岸線を通った。

全く見知らぬ土地を見ているような気になる。

車中で3月11日の話になった。

母はその時自宅にはおらず、今はない大船渡・中央通りの友達の家でお茶を飲んでたらしい。

それを5ヶ月後に初めて聞いて滝のような冷や汗をかいたが、このほんのちょっとの幸運を神に感謝しながら、岩手公演のラストステージを勤めた。

画像は、8/6、7と開催された盛町の七夕祭りの山車(の一つ)。

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20年ぶりに食べた大船渡市盛町・保原屋支店のざるそば(大盛)、600円。

Jumbo人形野外劇「トワワイルスタ」、8/5は大船渡・末崎小学校と陸前高田・米崎小学校で公演。

訛りと方言が通じるからか、何処よりも子供たち(往年のも含む)と打ち解け、その笑顔と明るいチカラ強さに勇気づけられた。

津波で片方の親をなくした女の子が、支給のソフトクリームを美味しそうに舐める78才のおばあちゃんが、ビニールシートに座らず遊びながら斜に観ていた少年が、

「まだ来てけろ」って。

そのこどばが、オラにとっては最大のご褒美。

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オブジェクトパフォーマンスシアター東日本大震災支援企画
Jumbo人形野外劇「トワワイルスタ」
を宮古市・愛宕小学校で公演した。

写真の女の子は…かつてウチの制作をお手伝いしてくれていた方の娘さんで、
フランス人とのハーフ、とある縁で盛岡に滞在中情報を聞きつけ観に来てくれた。

昨日一番の上客。

会場の愛宕小学校は、近い将来統合で廃校になることが決まっている。

観に来てくれた子供たちには、この物語の主題みたいなモノは理解
出来なかったかも知れない。

でも、目に見えたモノ…色彩とか現象とかが、彼・彼女らのココロの何処かに
ひっかかればそれでいい。

こっつぁ来て、演っていがったと思う。

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2ヶ月半ぶりに実家の二階から見た景色は…少し片付いて見晴らし良くなったけど、それが逆に寂しくもある。

今朝、大船渡に帰ってきた。

これからボランティアセンターに行って、その後市役所行ってさいがいエフエムのミーティング、母校の部活、おつかい、呑みがてら「トワワイルスタ」の宣伝…夜行バスであまり眠れなかったけど、やらなきゃいけない、やりたいコトがいっぱい！