口福

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気が付けば、私は何時もの様に、何時もの時間に、何時ものボタンを押していた・・・

午前10時40分。
暑い。
戸にも獲にも厚い。
変換などどうでもええぐらい篤い・・・
食欲など無い。
でも「此処だけ」は譲れ無い。
「ラーメン」そして「半ライス」・・・
昨夜は「ハイボール」と「キュウリ」と「24℃微風のクーラー」で晩餐を済ませた私。
全てを今日、この時、この瞬間に合わせたのである。
昨夜のお酒で、脱水状況劇場。
どうやら今日は、今年の最高気温を記録。
その中でチャリンコを漕いだせいで、喉はカラカラ、カラマンボー、カラカラカラカラ「唐十郎」である。
セルフサービスの水で「唐十郎」を落ち着かせ、食事を持つ、嫌、待つ・・・

「はいっ、お待たせ〜」
涼やかな声の姉さんに運んで頂いた
「何時もの濃厚コッテリトンコツラーメン、半ライス」・・・
一年中「別腹」の可愛いコンビ。
「たまんねーぜ、ポロネーゼ」
レンゲを沈ませ、「コッテリ濃厚スープ」を一口・・・
姉さん「やっぱり、さっぱり顔がいいわ、私」
バイトさんを相手に、コッテリスープを一口飲んだ私を特に意識する訳でも無く
「好みの顔立ち」の話をし始めた姉さん。
どこか「松田龍平」似のさっぱり顔のバイトさんを相手に
「私、亀梨君好きなのよ〜」
と、ミドルハイテンションの姉さん。
バイトさん「亀梨・・・えっと、ジャニーズの・・・」
姉さん「そう!ジャニーズの・・・」
もどかしい二人。
私も思わず心の中で 「ジャニーズの・・・ほらっ、あれのっ!!・・・」
三人揃って、どうにもこうにも出て来ない。
姉さん「あっ、いらっしゃいませ〜」
「コッテリ」を求めてやって来た、本日二人目のお客様御来店〜。
「おっ、今日もそろそろランチタイム開始かな?」
続けて御来店の三人目、四人目のお客様。
店がコッテリと混む前に帰るべし。
「ご馳走様〜」
コッテリ定食を完食した「ノッペリ顔」の私は、「亀梨問題」を二人に託し、「湿気べっとり」の風を浴びながら、チャリンコを走らせた・・・


飽きました?

私、アキマセンネン・・・