なんとなく夏休み

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たまらなく暑い日。
それでもって、なーんにもしないでいい一日・・・


昨夜から、窓開けっぱなし、扇風機付けっぱなしで寝とったしゃくれ。
少ーしずつまとわりついて来る暑さに、じわじわと目を覚まされる・・・
ふと時計を見ると午前10時。
「うーん、良う寝たわ・・・あかん、喉乾いたわぁ」
冷蔵庫から、朝一番のご馳走「霧島の湧水2L、サミット価格88円」を取り出す。
最近の常備薬「チョコラBBプラス」を二粒口に含み、88円の湧水を流し込む・・・
「プへー、うんまい」
・・・決めてんねん。とにかく今日は、なーんにもしないんだ・・・


窓を閉め、クーラーのスイッチを入れる。
再び冷蔵庫を開け、「野菜一日これ一本、サミット価格88円」を取り出し、ストローを刺す。
こいつをチューチュー吸いながら、ゴロリと横になる。
夕べ寝る前に読み掛けてた「dancyu 1995年11月号、ブックオフ価格105円」なんぞをパラリ、パラリ・・・
外は勿体無い程の快晴。
でも、洗濯物も特に無い、あっても今日はするもんか・・・

そろそろお昼。
「たまには趣向を変えてみっか」等と思いながらチャリンコに跨り、やっぱしたどり着いたは、我が故郷「ラーメタル」・・・
いつもの様に「ラーメン、半ライス」の食券を購入。
今日は、店主も奥さんもお休みらしい。
お店を守るのは、異国のバイトさんが二人のみ・・・
「オマチドーサマー」
・・・いつものラーメンには、チャーシュー5枚、煮卵一つ・・・
俺「あのー、これ・・・」
バイトさん「間違えちゃった、食べて」
俺「ども・・・」
粋な計らいである。
常連を大事にしてくれる、素敵なダンデーである。
本日第一食で、一日分のカロリーを戴いた。

うんうん唸りながらお家へ・・・
「あかん、寝るべ」
ラヂヲを「FM横浜」に合わせ、「おとなの週末 中華街特集 ブックオフ価格105円」を読むとも無しにうつら、うつら・・・
「んはっ・・・」
ふと目覚める。
フローリングの硬さで腰が痛い。
クーラーで身体が固まってる。
時計を見ると5時である。
「よしっ、ビールを美味しく飲む為に・・・」
おもむろにチャリンコに跨り、少しずつ涼しくなり始めた夕暮れの町を流してみる。
下北沢から三軒茶屋へ、ゆらゆらと・・・
おばちゃんが水をまき、おじさんが車を洗う。
買い物帰りのベビーカーを押す若い夫婦、八百屋のおっちゃん、酒屋の兄ちゃん、そろそろみんな晩ご飯かな・・・
小一時間のサイクリング。
さて、しゃくれもそろそろ・・・


昭和の男。
つまらん男のなんにもない一日。
明日は通帳から「国民年金」と「国民健康保険料」が引き落とされる。
頑張って生きよう・・・