人体実験

| 修正

結果・・・モルジフにも、ガラパゴスにも、西成にも行けず・・・
気が付けば明け方の布団の中、身体中の水分と気力が「0」を告げる中、厳しい現実だけが我が身を迎えてくれていた・・・
目覚ましであるラヂオからは日曜日特有の柔和なパーソナリティの話声・・・
「うんちゃらかんちゃら、暖かい日曜日の朝、皆さん如何うんちゃらかんちゃら・・・」
やっちまったぜ、誰か助けてくれ、あんた、喋ってる暇あったら、俺に水を持って来てくれ・・・
世間は日曜日か、何だ日曜日って、誰でもいい、俺を助けてくれ・・・

この実験は失敗である。

ただ、探求心は衰えず・・・

  ペンネーム「もはや、なぎら健壱は敵にあらず」